どーも、のぶです。
今回は債券ETFの資産残高を見比べてみましょう。
私は債券ETFを買っていませんが、長期間の運用ができない場合には参考になることがあるはずです。
ブラックロックとバンガードの債券ETF資産残高を見てみましょう。
ちなみに株式の資産残高の一部をご参考に列記します。
- VTI(米国総合株式) 541B
- VOO(SP500) 306B
- IVV(SP500) 100B
- VYM(米国高配当株式) 24B
- VDC(米国生活必需品株式) 4B
- VT(全世界株式) 10B
- HDV(米国高配当株式) 6B
- PFF(優先株式) 17B
基本的に設定が長ければ資産残高が大きい傾向があります。ですが、今回は設定年数は考慮しないで単純に並べて考えてみますね。ただ、株式クラスではVTIとSP500の資産残高の大きさが際立って大きいことが目に付きますね。


ブラックロックの債券ETF資産残高ランキング
- AGG(米国総合債券) 43B
- LQD(投資適格社債) 30B
- TIP(物価連動国債) 23B
- HYG(ハイイールド社債) 18B
- CSJ(米国クレジット債券1-3年) 11B
- SHY(米国債1-3年) 11B
- MBB(米国モーゲージ債券) 11B
- EMB(新興国債券) 10B
- IEF(米国債7-10年) 7B
- CIU(米国クレジット債1-10年) 7B
バンガードの債券ETF資産残高ランキング
- BND(米国総合債券) 176B
- BSV(米国短期債券) 48B
- BIV(米国中期債券) 30B
- VCSH(米国短期社債) 21B
- VTIP(米国短期インフレ連動債) 19B
- VCIT(米国中期社債) 14B
- BLV(米国長期債券) 10B
- VMBS(米国モーゲージ債) 4B
- VCLT(米国長期社債) 2B
- VGIT(米国中期国債) 2B
比較してみた結果
米国総合債券について
ブラックロックもバンガードも資産残高首位は米国総合債券でした。米国債と投資適格社債に分散投資して程よい利回りとまったりした値動きを得ることが出来ます。この結果は納得ですね。LQDは投資適格社債のみへ投資するETFですがこれも納得の資産規模です。
つまり、AGG,BND,LQDが中〜長期運用で多く採用されていることが想像できます。


短期債券について
長期に比べ短期債券の需要が圧倒的に大きいですね。これは値動きの少なさから米国現地の人気の高さが伺えます。なんとBSVの52週高値安値の差は2.4%で、利回りは1.71%です。魅力は感じますか?評価損に耐えられない方や長期間の積立ができない方には向いている商品です。だって短期債券であれば利が乗れば気軽に売って株式を買うこともできますからね。

長期債券について
想像以上に長期債券の資産残高が低いですね。償還期間が長ければより利回りが高くなることが債券の特徴でしたが、債券ETFによる投資の需要はあまり無さそうです。つまり、長期運用を前提とする素人投資には向かないと結論付けることが出来ます。ですが、利回りの高さと値動のまったりさは株式にはない特徴です。ちなみにVCLTの52週高値安値の差は11.09%で、4.07%です。

ハイイールド債券について
意外と資産残高で健闘していますね。もしかしたら私の見立ては誤っていて長期投資に適しているのでしょうか?投資対象に迷っている方がいらっしゃれば是非ご検討してみてください。債券ETFとして他には無い特徴を持つ面白いETFです。

さいごに
インカム収入には欠かせないのが債券ETFです。誰もが組み入れるか一度は迷うことになるはずです。ですが、債券ETFもたくさんの種類があります。発行主体は誰か?利回りはどうか?ベータ値はどうか?デュレーションはどうか?FF金利はどうなるか?株式と同様にいろんな要素が絡みます。良い投資対象が見つかると良いですね。
私のインカムは高配当株ですけどね。

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