みなさんはお金貯めていますか?
今日は日経新聞に興味深い記事があったので引用させて頂きますね。
日本では約1700兆円の家計の金融資産の52%が現預金で、14%の米国や24%の英国と比べて高い。このため「お金でお金を稼ぐ」という循環が生まれにくく、金融資産の伸び率が英米に比べて低い要因になっている。
引用:2017/2/4(土)日経新聞朝刊
現金多いですね。
気になったので色々調べてみたら金融庁のレポートがとても面白かったです。
是非、資産運用を本気で考えたい方がいらっしゃるなら必ず目を通すべきレポートです。
「平成27年度金融事務レポート」でグーグル先生に聞いてみて下さい。
自分で調べもせずに資産運用なんてしちゃいけませんからね。
こんなことは基本です。
最近、会社で他部署の50代の方から相談があったのですが、相続遺産が巨額の評価損を抱えているケースがありました。片田舎の証券営業で買わされたのではないかと言っていました。訳も分からず買った結果、評価損により半分以下になっているのです。本当に嘆かわしい話です。売る方も買う方もです。若者から年寄りまで金融リレラシーが欠如しているのですね。
レポートではこう書かれています。
「長期・積立・分散投資を通じて世界経済の成長の果実を得なければいけない」
大事なことなので改めて言います。
- 自分でちゃんとデータの裏は取って下さい。
- ブログに書かれていることを鵜呑みにしてはいけません。
- 自分で稼いだお金は大事にしないといけません。
- そして、平成27年度金融事務レポートを一部でも読んで下さい。量は多いですが、必ず有意義な体験になるはずです。金融庁の本気を感じることが私は出来ました。
大分話が逸れてしまいました。
本題に入ります。
貯蓄から資産形成へ
資料を読んでいると日本の失われた25年の重さを感じました。
家計金融資産の推移
家計金融資産は伸びてましたよ。1995年から2015年で1.5倍になってました。まぁ8割が50代以上なんですけどね。それは仕方ないですね。
え、1.5倍?
それって伸びてるのでしょうか?
では他国は?
英国は2.83倍。
米国は3.11倍。
なんなんですかこれは。
なんでこんなにも差があるのでしょうか。
学校で教えてくれませんでしたよね。
自分で気付かないといけないのでしょうか?
日本人は金融リテラシーが低く、預貯金が多いので、資本収益率が低いのですね。ちょっと前にピケティの新・資本論が流行ってました。あれは売れただけで誰も読んでなかったのでしょうか。
メディアでもよく出たこの式。
r>g
r:資本収益率・・・事業とか配当とか
g:経済成長率・・・労働所得
細かい話は抜きますけど、単純な事実として彼は労働所得の向上より資本収益率の方が高いことを示しました。なのでいつまでも労働所得を得ているだけでは格差が広がるばかりなのです。
残念ながら、もう世の中は働いているだけでは駄目な世の中になってしまったんです。ちなみにアメリカの所得のうち不労所得の割合は25%だそうです。これが金融力の差ですね。
そういえばトランプは金融規制緩和に大統領令でサインしたみたいですね。
「JPM」も最高値更新でした。
今回は文も乱れて愚痴っぽくなりましたね。
私も周りの方に資産運用が大事であることは公言してます。
今後もプライベートでもブログでも資産運用の必要性について発信していきたいです。
では、また。
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