【VOOとVTIの比較】サイズ・ファクターとエクスポージャーについて

商品比較

今回は米国株式ETFの内、米国大型株ETF-VOOと全米株式ETF-VTIの選択について記事に致します。 今回の記事のポイントは2つです。

  • 単純なETFスペックの比較
  • インデックス投資におけるエクスポージャーの重要性

VOOとVTIを比較する上では非常に基本的なポートフォリオの考え方が必要になります。インデックス投資を検討された方はきっと一度は通る道だと思います。

エクスポージャーとはポートフォリオにおける資産の割合を指します。例えばVOOに投資することで米国大型株式のエクスポージャーを得るといった表現をします。

 

 

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VOOとVTIの比較

連動するインデックスが異なりますが、とりあえずカタログスペックの比較からです。

 

ティッカーVOOVTI
名前

バンガード®
S&P 500 ETF

バンガード®・トータル
ストック・マーケットETF

ベンチマーク

S&P500指数

CRSP USトータル
ベンチマーク マーケット
インデックス

総経費率0.04%0.04%
運用会社バンガード

運用会社と総経費率は同じです。違うのはベンチマークだけですね。そしてベンチマークの違いは連動する資産の対象です。

VOOの投資スタイル

バリュー・グロースを含んだ大型株のみです。全米市場に対するカバー率は80%です。

VTIの投資スタイル

バリューもグロースも小型も中型も大型も含めた全部です。全米市場に対するカバー率はほぼ100%です。

VOOとVTIのパフォーマンス比較

 16年間のチャートをmorningstarから引用致します。 また、VOOは設定が浅いので同じベンチマークのIVVで代用しています。

長期で見ればVTIが大きく上回ってますね。 

 

5年間で見てみましょう。

直近の5年間では僅差です。 

 

 

VOOとVTIの所感

どちらも資産額・総経費率・パフォーマンス共に申し分ありません。どちらを選択するにしても大きな差は無いでしょう。あるとすれば、時価総額加重分ですが中小型株を含んだVTIがより多少値動きが大きくなり長期的なパフォーマンスが良好かもしれないぐらいだと思います。

ブログ界隈でもVOOとVTIの選択は意見が割れており結論の出る問題でもありません。ちなみに私はインデックス投資においては第一にVOOを挙げており次点でVTIを挙げています。

VOOはインデックスとして最もシンプルで時価総額が大きい米国大型株に特化してます。故に比較的ETFとしてコストが低く、値付けも正確です。これはETFそのものの経費が低いこともさることながら、大型個別株式の値付けも比較的正確であることを指しています。新興国株式だったり、小型株式だったりした場合はそれだけでコストがかさみがちです。大型株式は資金の受け皿としても大きく、アクセスが容易で多くのアナリストが関心を持っていることが理由です。VOOはIVVと並んで経費率が0%になるインデックス商品の筆頭だと思います。同時期にVTIも0%になると思いますけどねw

 

一方でVTIは米国市場全体を網羅しており、全米株式インデックスと呼ぶにふさわしいETFです。VOOと異なるのは長期的にパフォーマンスが優れていると言われている中小型株式に対しても網羅的に投資することが可能となっている点です。

 

私がVOOを選好するのは米国株式市場を網羅(VTI)することよりもS&P500(VOO)としての特徴を高く評価しているってことです。

 

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インデックス投資におけるエクスポージャーの重要性

インデックス投資とは投資家が選択した指数との連動を目指した投資です。例えば米国大型株式指数であればVOOに投資し、全米株式指数であればVTIに投資し、全世界株式指数であればVTに投資することでそのエクスポージャーを得ることが出来ます。 言い換えればその指数が測定する市場の平均パフォーマンスを目指した運用です。

つまり、VOOかVTIの選択をする際には米国大型株のみのエクスポージャーを得たいか、米国株式市場全体のエクスポージャーを得たいかどうかを考える必要があります。

まぁ、ぶっちゃけてしまえばVOOとVTIのエクスポージャーの差は素人投資家にとっては誤差です。それよりも他資産のエクスポージャーがより重要になります。例えば、欧州株、日本株、新興国株、海外債権、国内債券、ゴールド、現金等です。債券の割合を0%にするか20%にするかで大きなリターンの差になるでしょう。何が正解かなんて誰にもわかりませんけどね。

 

小型株効果への期待がある場合

例えば小型株効果を期待してVTIを買うのであれば時価総額比重分の小型株のエクスポージャーで十分であるかが問題になるはずです。VTIを買えば解決することではありません。VTIはあくまで米国株式市場全体を網羅しているに過ぎません。

もう少し、投資対象を詳しく見てみます。

中小型株の割合は30%ぐらいですね。小型株以下は10%ぐらいです。小型株へもっと大きな期待があればVTIに追加で小型株ETFを追加購入するか、 VOOと多めの中小型株ETFのトッピングを考えましょう。

 

インデックス投資における中小型株投資の魅力
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米国中型株指数/S&P400に連動するETF-IJH,IVOOを紹介致します。IJHはVYMよりも資産残高が大きい、実はそこそこメジャーな投資対象です。

 

 

米国高配当ETF-VYMの場合

VYMは米国大型株式の内、配当利回りが平均より高い企業から時価総額加重で構成されます。この指数は配当利回りが平均より高い株式から構成されることから、利益を計上する米国大型株式の内、配当支払い及び企業成長に対し、投資家の期待が相対的に低い企業群のエクスポージャーを得ることが出来ます。語弊があるかもしれませんけどね。ウェートは時価総額加重の為、時価総額の大きい企業ほど採用比率が高く、株価が上昇すれば採用比率も上昇します。

 

【VYMの紹介】バンガード 米国高配当ETFはTHE・高配当ETF!!!
VYMに投資することで米国の大型株の内、平均以上の配当利回り銘柄に投資することができます。VYMは素人投資家が定期的に買い付ける対象としてぴったりですね、

 米国有配大型株配当ETF-DLNの場合

DLNというETFはご存知ですか?ウィズダムツリーの運用する米国有配大型株配当指数に連動するETFです。この指数は米国の配当支払がある企業のうち、時価総額が大きい企業から配当支払の大きさに加重した企業群です。大企業の内、利益を計上している会社のエクスポージャーを得ることが出来ます。一方で成長企業は利益計上をする前に投資する為、手元に資金は残っていません。

DLNのような配当加重ETFは配当支払を基準に指数を組成し、株価の上下ではなく配当支払の多寡で採用比率が決まる為、時価総額加重と異なるエクスポージャーを投資家に提供します。

 

【DLNの紹介】米国大型株配当ETFはSP500の対抗ETFとなるか!?
DLNは高配当ETFではなく、大型株で構成された配当株ETFです。あくまで配当の大きさでウェート付けを行っているだけです。ですが、その時価総額加重型ETFとは一味違うウェート付けは我々にいったい何をもたらしてくれるのでしょうか?

 

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 投資家の苦悩

こんなエクスポージャーなんて言われてもわけわかめだと思います。そんなこと考えて投資する人なんて本当にいるかどうか私にはよくわかりません。ですが、ETFであれば比較的簡単に管理し投資することができます。米国全体への投資も、小型株への投資も、米国長期債券への投資もアクセスも容易でコストも低廉です。 

もし、リスクの所在が不明瞭であれば分散して広く全体を買うことがリスク回避につながります。そんな時、どこにどれだけ投資しているのか、エクスポージャーを知ることが非常に重要になります。

VOOとVTIの選択には実はそんな深い問題が実は隠されていました。リスクの所在があなたにとって不明瞭であればVTIに軍配が上がり、更に分散されたものにはVTがあります。 選択肢が3つに増えてしまうかもしれませんが悩み抜いてくださいね。

【VTの紹介】全世界株式ETF(分散こそ正義!!)
全世界の上場株式にまるごと投資できるETFがVTです。投資対象が広い為、固有のリスクは株式であることだけです。それはつまり、VTはある意味純粋な株式資産になるわけです。
インデックス投資の本懐
インデックス投資って本当に簡単です。少額からでも自分のやりたい投資方法を模索することができます。自分にピッタリな投資方法が見つけられると良いですね。

まだ、VOOとVTIの違いに拘りたい方

この記事ではサイズファクターによるエクスポージャーの違いでVOOとVTIを考えてみました。もしまだ違いに拘りたい方は以下の記事もお勧め致します。クオリティファクターの違いで比較してみました。

【VOOとVTIの比較】クオリティ・ファクターの違いから考える
VOOとVTIの違いをクオリティの切り口から考えてみましょう。VOOとVTIにまだ迷っているならばお役に立てるかもしれません。

コメント

  1. `qw より:

    ただでさえ悩むETF選定でさらに悩みの種が・・・何て記事を・・・・

    最近気になっているネタETFはINKMですね。
    面白そうなので眺めています。
    ええ、5年リターンで5%、経費率0.7%の恐ろしいETFです。