どーも、のぶです。
今日は世界経済インデックスファンドの比較をしましょう。
世界経済インデックスファンドはバランスファンドの中でもユニークな資産割合で構成されています。SBI証券で販売金額ランキングのNO.2とNO.7にランクインしており人気な様子が伺えます。
今回の比較対象はこの三種です。
- 世界経済インデックスファンド(無印)
- 世界経済インデックスファンド(株式シフト型)
- 世界経済インデックスファンド(債券シフト型)
詳しく見てみましょう。
世界経済インデックスファンドの概要比較
信託報酬 | 信託財産留保額 | 株式割合 | 債券割合 | |
無印 | 0.5% | 0.1% | 50% | 50% |
株式シフト | 0.55% | 0.1% | 75% | 25% |
債券シフト | 0.45% | 0.1% | 25% | 75% |
信託報酬に差がありますね。謎です。
株式が多いと運用する側の手間がかかるんでしょうか?
信託報酬としては決して安い方ではありませんが、高すぎる水準ではありません。バランスファンドはこれ一本で資産運用を可能とします。個人投資家の手間がかからなければそれで良しとしましょう。
ちなみに、無印の保有金額が2000万円だった場合、毎年10万円の経費です。全て解約した場合に2万円が留保額として差し引かれます。
世界経済インデックスファンドのバランス具合
世界経済インデックスファンドの投資対象
- 国内債券
- 国内株式
- 外国債券
- 外国株式
- 新興国債券
- 新興国株式
投資対象は三種のファンドで同じです。
割合が違うだけです。
世界経済インデックスファンドの投資割合について
三種の世界経済インデックスファンドの投資割合で異なるのは株式と債券の割合です。一方で先進国や新興国、国内の割合はGDP比の為、全て同じです。つまり、世界経済インデックスファンドは株式シフトでも債券シフトでも国内投資比率が同じな為、バランスファンドの中でも海外比率が高いことが大きな特徴です。
では、GDP比率で日本:先進国:新興国が1:6:3だった場合を見てみましょう。
国内 | 先進国 | 新興国 | ||||
株式 | 債券 | 株式 | 債券 | 株式 | 債券 | |
無印 | 5% | 5% | 30% | 30% | 15% | 15% |
株式 | 7.5% | 2.5% | 45% | 15% | 22.5% | 7.5% |
債券 | 2.5% | 7.5% | 15% | 45% | 7.5% | 22.5% |
と、なります。いずれにせよ、海外比率は90%なので為替リスクの影響を多く受けます。海外通貨は様々に分散されていますけどね。
世界各国の経済成長率
GDPの成長率で見れば新興国が大きいのが目立ちますね。
世界経済インデックスファンドの選び方
GDP比率で投資を行うということは生産活動が活発な地域に多くの投資を行うということです。新たな付加価値が多く生産されている箇所に投資することはとても合理的なようにも見えますね。
では、この三種の世界経済インデックスファンドはどのように選べば良いのでしょうか。バランスファンドで海外比率が高いということは広く分散が行えている為、長期的な運用に適していることになります。短期的には為替の影響を強く受けてしまう為、様々な資産へ投資を行うバランスファンドでも長期運用を前提として行うべきです。
そして、長期運用を前提として行うならば株式シフト型がより期待リターンは高くなります。もちろん、値動きは大きくなりますが為替リスクを超えるリターンを期待する運用を目指すべきです。
もし、為替リスクがどうしても気になる方は世界経済インデックスファンドは向いていません。世界全体の分散をGDP比で考えた場合、日本はどうしても小さくなりますからね。もっと国内資産の配分が大きいバランスファンドで検討すべきです。
最後に
世界経済インデックスファンドは海外投資比率の高いバランスファンドでした。三種共にです。海外投資比率が高ければ自ずと為替リスクが高まります。つまり、長期運用で運用を行うしか使い道はありません。私だったら、株式シフト型をお勧め致します。
これは世界経済インデックスファンドの各資産毎の値動きです。短期的な値動きは予測できないかもしれませんが、長期的な株式の期待リターンが債券を超えることは確実であると言えるでしょう。



では、また。
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