人類の偉大な発見の一つに複利があります。
複利とは
複利とは発生する利子を再び元金に繰り入れることで利子から利子を発生させる為、利子が利子を呼ぶ利子のことなのです。
だれでも理解できる単純な算数のはずですが、言葉にすることで人類はこの偉大な力を発見することが出来ました。
資産運用では年月をかけてその資産規模を増やしていくことが目的となります。長期間運用し、雪だるま式に資産形成させることがまさに複利の力となるのです。複利の力を認識して投資に挑むことがいかに重要かが今回の記事の伝えたいポイントです。
具体的な数字を見てみます。
複利だけを確認するので追加投資は無しとします。
複利の場合
100円を年率2%で10年間運用した結果・・・122
100円を年率2%で20年間運用した結果・・・149
100円を年率2%で30年間運用した結果・・・181
100円を年率3%で10年間運用した結果・・・134
100円を年率3%で20年間運用した結果・・・181
100円を年率3%で30年間運用した結果・・・243
100円を年率4%で10年間運用した結果・・・148
100円を年率4%で20年間運用した結果・・・219
100円を年率4%で30年間運用した結果・・・324
100円を年率5%で10年間運用した結果・・・163
100円を年率5%で20年間運用した結果・・・265
100円を年率5%で30年間運用した結果・・・432
100円を年率5%で40年間運用した結果・・・704
複利でない場合
100円を年率3%で30年間運用した結果・・・190
100円を年率4%で30年間運用した結果・・・220
100円を年率5%で30年間運用した結果・・・250
100円を年率5%で40年間運用した結果・・・300
すごいですよね。数字を見れば複利の力もわかりやくなりますね。期間が伸びるほどに資産額はぐんぐん大きくなります。
ですが、ここで気付くことがあるのです。実は初期投資の金額よりも、運用期間が重要なのではないか?ということです。もちろん初期投資が大きければ資産総額もより大きくなるのですが、普通の弱小サラリーマンにとっては、ある程度貯まってから投資するより、余裕資金があればすぐにでも投資に回すことが良い結果になるのです。小額であれば色んな意味でハードルも低くなりますしね。
投資の本質とはリスクを取ることでリターンも得ることです。長期間運用することでリスクは低減することも出来ます。更に長期間運用することで複利の力を活用することが出来ます。つまり短期的な成果を目的としない限り必ず大きな成果が得られます。これが、素人投資家が目指すべき姿となります。
なお、玄人投資家はどんな環境であっても絶対的なリターンが求められています。
あらゆるリスクに備えることで利益達成を目指す正に玄人です。
整理します。
素人投資家が目指すべき姿
- 長期間運用することで複利の力を活用する。
- 長期間運用することでリスクを低減する。


素人投資家でもお金持ちになれる仕組みです。
まぁ、人の生き方はいろいろです。
若い時に使うお金の価値が高いことはわかります。
過度にリスクを取らずに身の丈に合った資産運用をすることが、
一番大事なことなんでしょうね。
では、また。
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