ドル安とドルヘッジと投機筋の円先物売建玉

日本株投資

ドルも溜まってて、金利も上がり始めて、何を買おうかと思ってたら、3か月ぶりの円高がやってきました。ドル転のペースは変わりませんが、、やはり、気になりますよね。米国金利が一段上昇したのに、急な円高ですからね。

実質金利とドル円

為替は長期金利からインフレ率を加味した実質金利に長期的には左右されます。ところがどっこい、最近は相関が崩れ、円が強くなっています。上図はまだ最新のデータが反映されてませんが、110円/$は金利差以外で反応していることを示しています。一方、TOPIXは為替と関係なく伸びていることから、日本株式への悪影響はありませんでした。

怖いのは日銀の緩和政策が久方のサプライズで縮小・停止することでしたが、その心配は無さそうです。マイナス金利政策が失敗した以上は日米間の金利差を維持することが重要ですから、これからが正念場なんですけどね。円高と消費税アップのダブルパンチだけは避けたいはずです。

 CME円先物残高

引用:FOREX WATCHER

上図はCME(シカゴ先物市場)における、投機的とみなされる通貨取引の建玉推移を1週間刻みで示したものです。左縦軸は円先物ショートの残高を示しています。つまり今まで積み上がった円ショートが減って円高になった場合は、実需ではなく投機筋に依る為替変動だったと推察できます。

これを確認してから買っても良かったんですけどね。もう買ってしまいましたw

補足すると上図はショートの残高なので将来手仕舞う円買いの需要が控えていることを意味します。勿論、これは網羅的なデータではなくCMEのみだということも気を付けて下さい。

今までは円売りと日本株買いもしくは円買いと日本株株売りがセットになってましたが、今回の円高でセット売買が崩れています。どんな変化があったんでしょうね。投機筋に依る短期の為替変動を読むことは難しいですが、投機だったかどうかはこの残高の推移が目安になります。

 

新規投資先は当分無いかなと思っていましたが、ドル安に触れたので新規でドルヘッジの日本金融セクターに投資しました。【DXJF】です。

【DXJFの紹介】 日本株金融セクター米ドルヘッジ付ETF
DXJFに投資することで日本の金融セクターに投資し、米国ドルにロングのエクスポージャーを得ることができます。金利上昇を予測する投資家にはぴったりなETFかもしれないですね。
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日本人投資家がドル建て海外ETFでドルヘッジのETFに投資する意味

円貨で国内の金融セクターETFでも買えば良いじゃないかと思いますが、実は得られるエクスポージャーが若干異なります。具体的に確認してみましょう。

ドルでドルヘッジ日本株式を買った場合のイメージは以下の通りです。

1ドル →両替→ 100円 →株式購入→ 日本株式(100円)

ここまではヘッジ無しで100円分の日本株式を保有しています。勿論、100円は株価が変わらなくても為替変動の影響を受けます。ここから、同時に円を100円分を売ってドルを1ドル分買えば為替変動分を相殺します。これがドルヘッジ部分ですね。為替の変動があっても1ドルのままです。

ヘッジコストは円ヘッジの逆なので、金利が安い円を売って金利が高いドルを買うことから、ヘッジの金利差は収益になります。今なら1.5%ぐらいですね。

そしてここからがミソです。日本から見ればDXJFの円建ての評価額は為替変動の影響を受ける為、DXJFを買った後、ドル高になれば円建ての評価額は日本株の変動とは別に上昇します。つまり、DXJFを買った時にもう一度ドル転するようなイメージです。

まぁ、為替を読んでも仕方ありませんが、金利上昇を前提にポートフォリオを一部組んでいるのでDXJFも有りかなと判断しました。DXJFは日本金融セクターとドルにロングなので、金融引締めトレードにぴったりですね。

ただし、去年みたいにもう一度1ドル100円まで行ったら半べそですよ。

 

ちなみに、ドルへッジしないでドル建て日本株ETFを買えば、為替の変動があろうと、国内のチャートと同じように円建ての評価額は推移します。得られるエクスポージャーが同じであれば、経費が安い商品に投資するのが正しい道です。DXJFは高めですからね。 

ドルヘッジの商品はかなり限られていますが、決して日本人と関係無い商品ではありません。通貨のポジションと一緒に株式投資を考えてみることが必要です。もちろん、米国株式を買うってことはドルも一緒に買っていることを忘れてはいけません。

 

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DXJFに投資後、感じたこと

緩和停止は無いと希望的観測を持ってドルヘッジで日本金融セクターを買いました。緩和縮小で金利がちょろちょろ上がる程度なら大きな心配は無いと思っています。日本の金利上昇はいつか来るものだと思いますが、日本の金利上昇を受けて社会不安が出る可能性というか、心配があります。。

インフレ率が上昇し、金利が上昇し、経済成長が健全になったとしても、それを正しく評価できるかどうかが甚だ不安です。野菜は兎も角、食料品、サービス、製品、時給、賃金が上がることを良しとしない世の中に成ることだけは勘弁してもらいたいですね。

その時には、身を守る為の政治参加が若者には絶対不可欠になります。まぁ、数の暴力でボコられるだけかもしれないですけどねw

 

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