今回ご紹介する1478は日本株の好配当ETFです。
この高配当日本株ETF-1478( iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回りETF)は単純に配当利回りの高さだけではなく、収益の質や財務体質まで勘案した収益のクオリティが高い好配当企業に投資することができます。
不透明な将来だからこそ、収益のクオリティの高い企業に投資することで、長期的な企業成長と配当成長にも期待することができます。
【1478】 iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETFの概要
コード 1478
決算日 毎年2月9日および8月9日
他の高配当ETFに比べれば銘柄数は少なめです。しかし、その分インデックスの特徴はぼやけずに済みそうですね。
【1478】 iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETFの上位保有銘柄
【1478】 iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETFの業種
【1478】 iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETFのパフォーマンスとリスク&リターン
引用:MSCI
【1478】 iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回りETFはリターンが高く、利回りも高いです。長期的な運用でインカム収入のコアになるかもしれないですね。そして注目すべきはリスクあたりのリターンを表すシャープレシオですが、MSCI JAPANと比べ、10年で見れば2倍弱の差があります。
なお、MSCI JAPANは日本株市場の85%をカバーしています。

【1478】MSCIジャパン高配当利回りインデックスについて
1478の特徴
単純に配当利回りが高い銘柄を抽出するのではなく、配当性向、配当の継続性、ROE、負債/自己資本比率、収益の変動制、などをチェックした上で銘柄を選択します。配当利回りの高さだけではなく、企業の財務体質まで勘案し、銘柄を選択しているのが本指数の大きな特徴です。
高配当ではなく、好配当なETFと言えるのではないでしょうか。

1478の構成銘柄の選定方法
1.配当利回りの質に関するスクリーニング
- 配当性向が正。無配や収益マイナスを除外。
- 銘柄数ベースで配当性向トップ5%は除外。収益と配当のバランスを確保し、配当金の下落リスクを除外する。
- ROEや負債/自己資本比率、直近5年の収益変動性から算出するクォリティ・スコアが負の銘柄は除外。
- 1年間の株価パフォーマンスがマイナスである銘柄群の下位5%を除外。市場が長期的に織り込んだリスクを勘案します。
2.残った銘柄から、MSCIジャパン等の元指数の配当利回りの130%を超える利回りの銘柄を選択する。
3.個別銘柄のウェイト付け方法
- 時価総額ウェイト(最大5%ウェイト)キャパシティを確保することと、回転率の抑制が理由。
4.REITは含みません。
5.リバランスは5月末と11月末の年2回
銘柄数は少なくても最大ウェイトが決まっていることは個別リスクを低減してくれるので嬉しいですね。また、リバランスは年に2回ある為、株価が上昇し利回りが低下したらすぐ除外されるので、新鮮なインデックスを保つことも期待できます。
【1478】 iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETFのポイント
【1478】 iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETFの利回り推移
1478の利回りはおおよそ、3%前後ですね。そして数年に1度買い場が訪れていることもわかります。日本株はボラリティが高い為、このような買い場は逃したく無いチャンスですね。国内ETFで少額でも買いやすい為、少しづつ集めていきたいですね。
【1478】 iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETFの下落耐性
1478は比較的高配当な日本株で構成されている為、相場下落時にはTOPIXをアウトパフォームしています。
【1478】 iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETFの所感
1478は高配当株とクオリティ株に投資できる為、長期的な株価の成長と配当成長が期待できます。高配当ETFと言うよりも好配当ETFと呼べるのではないでしょうか。素人でもわずかな手数料でこのようなポートフォリオを組めるのはとても助かりますね。
1478は高配当とクオリティと好配当と配当株ETFとしてのバランスにとても優れたおすすめのETFです。1478と似た設計の米国版はDVYだと思います。興味ある方はこちらも是非どうぞ。



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