どーも、のぶです。
今日はみんな大好き小型株指数に連動するETFのJPX日経中小型株ETFを紹介致します。小型株は株価がビュンビュン動きかますからね。個人投資家にとっては大変魅力的です。ですが、成長期待で買われる小型株の為、その期待が剥落した時は株価はビュンビュン下に行きます。
世界で最も早く1日が始まり、ボラリティの高い東京市場でさらにボラリティの高い中小型日本株に興味がある方は是非どうぞ。
JPX日経中小型株指数とは
JPX日経中小型株指数とは持続的な企業価値の向上、株主を意識した企業経営を行っている中小型企業で構成された指数です。指数の構築プロセスで内容の確認をしましょう。
JPX日経中小型株指数の算出要領
- 東証市場第1部、第2部、マザーズ、JASDAQを主要市場とする銘柄から構成される。
- 時価総額順位上位10%かつ、100億円以下。
- 直近1年間の売買代金合計が150億円以上。
- 定量スコアとして平均ROEを70%と3年累積営業利益を30%の割合で点数化。
- 定性スコアとしてガバナンスやディスクロージャーの観点で評価。
- 採用銘柄は定量・定性スコア上位200社。
- リバランスは8月に年に一度。
- 1銘柄あたりの上限は1.5%。
- ウェート付けは時価総額加重
中小型株の怖いところは気付いたら上場廃止の憂き目にあうことです。その点、このETFは上限1.5%なので入念に分散されている印象です。企業の成長性よりも企業が小さいことと、通信簿的な成績が良いことで採用されます。
中小型株は景気や雰囲気に大きく影響される為、この程度の選別で十分なんです。
1492,1493-JPX日経中小型株指数の概要
コード:1492,1493
経費率:0.5%
実績が、付いてきたら再度確認してみましょう。
1492,1493-JPX日経中小型株指数のパフォーマンス
中小型株らしく、アベノミクス以降は大勝利ですね。値動きのばらつきを示す標準偏差もJPX400並です。むしろ日本株が中小型株並なのかよくわかりませんが。
続いて、指数の長期のグラフを見てみましょう。リーマンショック一歩前からです。
暴落期間に注目すればやはり中小型株です。2年かけてTOPIXや日経平均のさらに下行く下落幅ですね。下落期間が長く、下落幅が大きいのは長期運用には向かないと個人的には思います。あなたは売らなくても機関投資家がガンガン売り込んできて、テレビでは企業の倒産が連日流れます。そんな状況で私にはホールドは無理ですw
もし購入される場合には将来を信じてこのETFを握りしめて下さい。
さいごに
中小型株指数は他の代表株価指数に比べ、比較的良好なパフォーマンスを残してきました。そして大型株と比べて中小型の優位性は広く知られています。ですが、もし、中小型株投資をする方には知ってほしいことがあります。
これは恐怖指数と呼ばれるボラリティの大きさをチャート化したものです。昨年は大きく恐怖指数が上昇しましたが、最近再び、底値に達しています。つまり、値動きがまったりしてきてている為、株式へ投資してもリスクが後退している状況です。きっと多くの投資家は通常の想定よりも多くの株式ポジションを取っているでしょう。
つまり、中小型株指数の標準偏差の低下は恐怖指数に顕れているように株式資産全体がまったりしていることからも見て取れます。ここでもし、恐怖指数が大きく上に暴れ出す時、きっと中小型株指数は多くの投資家の投げ売りを誘うことになるはずです。それでも、怯まずに積立を続けることができる方のみが投資する資格を有すると思います。
では、また。

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