【AGG・BNDの紹介】米国総合債券ETFが最も普通の総合債券ETF

総合債券ETF

AGGもしくはBNDに投資することで米国債券市場の投資適格債券市場にまるっと投資することができます。様々な債券が米国で流通していますが、そのうちでも信用力が高い債券に的を絞っています。

AGGもしくはBNDは様々な債券インデックスの中でも最も普通の指数に連動するETFと言えるでしょう。未曾有の金融危機後に最も早く利上げした市場が、健全な債券市場であることも重要なポイントです。

 

とりあえず債券ETFに興味が出た場合、入り口はこの2つのどちらかのETFが良いと思いますよ。なんたって信用力が高い債券にまるっと投資していますからね。

債券ETFとは?
債券ETFが登場したことで個人投資家も手軽に債券クラスへの投資が可能になりました。債券ETFへ投資することでどのようなメリットが得られるようになったか整理してみましょう。

 

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【AGG・BND】米国総合債券ETFの概要(2018/1/21)

ティッカーAGGBND
名前米国総合債券ETF
ベンチマークBBG Barc U.S. Aggregate Index

ブルームバーグ・バークレイズ

米国総合浮動調整インデックス

経費率0.05%
利回り2.86%2.69%
デュレーション5.716.12

債券ETFとしては金利リスクも低く、利回りが比較的高いことが特徴として挙げられます。また、経費率が極めて低いことも素晴らしいですね。

 

【AGG・BND】のベンチマークについて

正直に言えば違いはわからないです。

同じなんじゃないかな?(無責任)

 

このベンチマークは投資適格のいろんな債券に投資していて、安定的なインカムを低コストで分散することを目的として設計されています。

 

投資対象

  • 米国債
  • 社債
  • モーゲージ債
  • etc

ハイイールド債のような信用力の低い債券は投資対象としていません。

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AGG,BNDのパフォーマンス

同じベンチマークなので期間の長いAGGを取り上げます。

株価はずーっと95〜115ドルの間をうろうろしています。

 

こちらは配当利回りの推移です。配当利回りもずーっと2.2〜2.5%ぐらいをうろうろしています。長期金利の上昇に伴い最近、利回りが足元で上昇しております。

 

これで10年間のリターンは4.14%です。
手堅いですね。
しかも株式と値動きが逆なんです。
株式と一緒に買うのもアリですよね。

 

AGGの債券特性

 

AGGの特性

代表してAGGの債券特性を確認します。

ベータ値:-0.03

このベータ値はSP500との連動性を示す数値ですが、AGGはマイナスです。つまり、SP500と真逆の方向に若干だけ動くってことです。SP500が10%上昇すればAGGは-0.3%下落し、SP500が30%下落すればAGGは0.9%上昇します。勿論、目安ですけどね。

 

標準偏差(年、3%):2.84%

この標準偏差は価格のばらつき度合いを示す数値ですが、AGGは3%以下です。なお、一般的な株式クラスは10%程な為、債券ETFのAGGは安定的な推移であることがわかります。

 

実効デュレーション:5.82年

実効デュレーションは金利動向に対する債券ETFのリスク量を示しています。この数値が債券ETFにおいて最も重要な値です。この数値が大きければ大きいほど金利の変動により価格が変動します。5.74年の場合、長期金利に1%の変動があった場合、価格が5.74%変動することを示しています。

 

米国長期金利のチャートを示します。

長期金利の長期推移

 

長期金利がいつまでにどこまで上がるかは非常に難しい問題です。しかし、債券を買う以上はこの長期金利とにらめっこしなければいけません。もしもの場合ですが、この長期金利が4%迄上昇した場合、AGGはさらに10%価格が下落します。債券投資においては、長期金利の上昇を市場がそこまで許容できるのか、成長率が金利上昇に負けないだけ得られるのかが焦点になります。

 

 

【AGG・BND】総合債券ETFの使い方

AGGとBNDは国債、社債、モーゲージ債、短期から長期までまるっと投資します。その結果そこそこ利回りとそこそこ安定的な値動きが得られます。ポートフォリオに債券ETFを組み入れるメリットは債券ETFをずーと握りしめてわずかなリターンを手に入れることではありません。値動きの大きさの違い、値動きの種類の違いを用いて、余裕資金をいつでも確保する為に保有することです。場合によっては、債券も株式もボコボコに売られることもあるかもしれませんが、傷の浅い債券を売却し売られ過ぎた株式を買う資金になります。

【AGGの分配金】米国総合債券市場ETFの株価・分配金・増配率の推移
AGGに投資することで米国の投資適格債券全体に時価総額加重でまるっと投資することができます。投資対象は米国債・投資適格社債・モーゲージ債などです。世界中の債券市場の中でも利上げを開始しており、最も健全な市場に投資することが出来ます。 債券...
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【AGG・BND】総合債券ETFの競合ETFは?

総合債券の競合ETFをご紹介します。繰り返しますがAGG・BNDは投資適格債券のまるっとETFです。

 

【CRED】米国クレジット債券ETF

投資適格債券の内、米国債を除いた投資適格債券にまるっと投資できます。米国債は信用力が高い反面、信用力の高さから利回りは低下しています。CREDは米国債以外にまるっと投資することからAGG・BNDに比較して高い利回りを得ることができます。もちろん、その分信用リスクは上昇しています。

【CREDの紹介】iシェアーズ 米国クレジット債券 ETFは国債抜きの総合債券ETF!
【CRED】クレジット債券ETFに投資することで長期金利に信用スプレッドを上乗せされているような利回りの高い債券に分散して投資することができます。強欲債券ETFですね。

【MBB】米国MBS債券ETF

MBBは分散された債券ETFではなく、モーゲージ債に投資できるETFです。AGG・BNDもモーゲージ債を20%程度含んでおり、総合債券としての特徴を形成する大きな要素の一つです。かつて金融機関のモラルハザードでモーゲージ債は金融危機をもたらしましたが、債券として優れた特徴を有しています。

【MBBの紹介】iシェアーズ 米国 MBS ETFの特性はまるで夢のような債券
MBBに投資することで住宅ローンを証券化したモーゲージ債に投資することができます。モーゲージ債は通常の債券と真逆な性質を持つ債券です。

 

他の債券ETFの整理は?

債券ETFを選択する際には金利リスクと信用リスクに注目することで誤りを減らすことができます。目的とリスク許容度をもとに正しく選択しましょう。

債券ETFの選び方(金利リスクと信用リスク)
債券ETFを選択する為に金利リスクと信用リスクから考えてみましょう。債券ETFも多種多様あり、目的・リスク許容度に応じた選択が必要です。
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【AGG・BND】総合債券ETFの所感

本当は総合債券ETFであれば国内債券に投資したいですよね。ですが、今の所はなかなか投資する対象としては厳しいですね。

【2510の紹介】国内債券・NOMURA-BPI総合連動型ETFはリスク小の総合債券ETF!
2510の国内債券ETFに投資する事で、国内の公社債にまるっと投資する事ができます。低リスク・低リターンな投資対象の中身について確認してみましょう。

やはり、現状の債券投資はドル建てでするしかありません。
今回紹介させて頂いたAGG・BNDはドル転が必要ですが健全なアメリカの米国投資適格債券市場にまるっと投資することができる為、分散投資先として非常に優れていると言えるでしょう。

 

【AGGYの紹介】ウィズダムツリー 米国債券ETFはちょっぴり欲張りな総合債券!
3つ目の総合債券ETFとして「AGGY」の記事を作成いたしました。ウィズダムツリー 米国債券ファンド(利回り強化型)です。このカッコ書きの利回り強化型は伊達ではありませんでした。
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短期間において最もリスクが低い資産は短期債券です。短期間でも長期間でも値動きはほとんどありません。そんな特徴はどのように活用すれば良いのでしょうか?
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米国長期債券ETFを比較してみました。利回りの高さだけで投資しては見落としてしまう大事な指標があります。国債と社債の値動きの違いはわかりますか?

 

リスクの無い高配当利回りはありません。そもそも高配当利回りとは一体どんな状態なのでしょうか?

高配当利回りってどういうこと?
高利回り、甘い響きですね。思わず引き寄せられてしまいそうです。ですが、利回りが高ければ何かのリスクが高くなっていることは間違いありません。どこにリスクがあるかちゃんと押さえて投資しましょう。

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