【CRED】に投資することで米ドル建てで投資適格の社債/政府/国際機関/地方自治体/非米国機関の発行する債券で構成される指数に連動した成果を得ることができます。
クレジット債券とは長期金利に発行元の信用リスク分が上乗せされた利回りが得られるような上記債券の総称です。長期金利だけでは満足出来ない方のために設定されたようなETFですね。
米国債を除いた総合債券ETFと言う認識でよかろうかと思います。
【CRED】iシェアーズ 米国クレジット債券 ETFの概要(2018/1/11)
ティッカー CRED
ベンチマーク ブルームバーグ・バークレイズ米国クレジット・インデックス
経費率 0.15%
利回り 2.76%
デュレーション 7.13
クレジットスプレッド 0.8374%
クレジット債券なので長期金利とのスプレッドを追記しました。0.8374%がデュレーション(金利リスク)を同じにした場合の上乗せ利回りになります。長期金利で我慢できない場合の欲張り金利分ですね。
低金利環境でのこの上乗せ金利はお得な気がします。ですが、この上乗せ金利はあくまで債券の信用リスク分を投資家が予め負担した結果であることを忘れてはいけません。
【CRED】iシェアーズ 米国クレジット債券 ETFのパフォーマンス
リーマンショック時には10%強の下落がありました。米国債ではないので、金融危機時には下落してます。信用リスクを持つクレジット債券なので米国債とは異なる動きをご承知下さい。
もちろん、平時の値動きもAGGやBNDなどの総合債券よりかは値動きが大きいです。なんせAGGやBNDから米国債を引いたようなインデックスですからね。

【CRED】iシェアーズ 米国クレジット債券 ETFの所感
クレジット債券ETF-CREDの最大の特徴は分散された上で、デュレーションが低く利回りが高いことです。総合債券ETFよりも利回りが高いです。
ですが、ややこしいと思うので一旦整理しましょう。
- 総合債券ETF:投資的債券全般(国債、社債、モーゲージ債etc)
- クレジット債券ETF:投資適格債券(社債、ソブリン債、地方自治体債etc)
- 投資適格社債ETF:投資適格社債(社債のみ)
債券投資においても株式と同様に投資するエクスポージャーを考える必要がありますが、総合債券ETF(AGG・BND)であれば分散した投資を実現することができます。
一方、今回ご紹介したクレジット債券ETFのCREDは米国債を除いた場合の分散された債券投資が実現出来ます。米国債は個別にエクスポージャーの調整が必要になりますね。米国債がそもそも必要なのかとか色々考えることもあると思います。
それにしても米国が羨ましいですね。円債でこう言う債券ETFを組成できる時代はやってくるのでしょうか。私は楽しみにしてますよ。

コメント