【CXSE】に投資することで中国の国有企業を除くニューエコノミーな企業にまるっと投資することが出来ます。つまり、CXSEは政府の意思決定の影響を受けない中国企業というユニークなエクスポージャーを投資家に提供します。
こんなインデックスに惹かれる方も多いんじゃないでしょうか。
【CXSE】ウィズダムツリー 中国株ニューエコノミーETFの概要
ティッカー CXSE
名前 ウィズダムツリー中国株ニューエコノミーファンド
ベンチマーク ウィズダムツリー・チャイナ・エックスステートオウンド・エンタープライズ・インデックス
経費率 0.63%(グロス)
他にMSCI CHINAに連動するブラックロックの2801も中国単体インデックスとして上場されていますが、経費率は0.59%です。市場を網羅するインデックスとほぼ同等です。
【CXSE】ウィズダムツリー 中国株ニューエコノミーETFのの指数構築メソドロジー
- 国有企業を除く中国企業(国有企業の定義:政府所有株式が20%以上)
- 浮動調整時価総額加重
- 個別最大ウェイトは10%
- セクター最大ウェイトは30%
- リバランスは年に1度
CXSEの主要保有銘柄
- Tencent Holdings Ltd. (700 HK)
- Alibaba Group Holding Ltd ADR (BABA UN)
- Ping An Insurance Group Co-A (601318 CH)
- Ping An Insurance Group Co of China (2318 HK)
- Baidu.com ADR (BIDU UQ)
- JD.com Inc ADR (JD UQ)
上位5社で40%を時価総額比率で40%を超えます。このETFで中国の資本主義経済部分にまるっと投資することができそうですね。にゅーえこのみーなかほりがします。
CXSEのセクター比率
【CXSE】ウィズダムツリー 中国株ニューエコノミーETFのパフォーマンス
近年の中国躍進の推進力は民間企業にあるという裏付けになりそうなぐらいにパフォーマンスの差はあります。中国民間企業の勢いに乗るには良いETFと言えそうです。市場を網羅したインデックス=「MSCI CHINA」をアウトパフォームしていますね。
【CXSE】ウィズダムツリー 中国株ニューエコノミーETFの所感
マイナーなインデックスですが、投資需要は大いにあるんじゃないでしょうか。中国市場は大きいですが、その中でもゾンビ化している国有企業を避け、フレッシュな中国企業に投資することが出来ます。
ですが一方で、中国式資本主義においてはこのような国有企業を避けるべきかは検討の余地があると思います。判断できない場合には分散するだけで良いですからね。もしかしたら今後、一党独裁政治らしい側面が台頭するかもしれないですから。
まぁ、個人的な感想を言わせて頂くと、CXSEは中国単体への投資手段としては理想的なエクスポージャーを得られると思います。中国固有のリスクと勘案しながらご検討されたら如何でしょうか。


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