どーも、のぶです。
投資先としてポピュラーな債券についてご紹介させて頂きます。
日本円での債券投資はプアーなのでドルでの投資が基本になります。
日本国債では利子が0.5%の債券です。これで満足出来る方はブラウザバック推奨です。
わざわざリスクのある債券ETFを検討する必要はありません。

今回の比較はバンガードが供給するETFの内、長期債券の指数に連動するETFです。さすがバンガードなので、バンガードETFだけで比較が成立しますね。今後もこのようなバンガードETF比較記事が出ると思います。
EDV,VGLT,BLV,VCLTの概要
EDV | VGLT | BLV | VCLT | |
---|---|---|---|---|
名前 | Vanguard Extended Duration ETF | Vanguard Lg Term Govt Bd ETF | Vanguard Long-Term Bond ETF | Vanguard Long Term Corporate Bond ETF |
投資対象 | 米国超長期国債 | 米国長期政府債券 | 米国長期債券 | 米国長期社債 |
投資対象 | 米国債のみ | 米国債のみ | 米国債+米国社債 | 米国社債のみ |
利回り | 2.93 | 3.01 | 3.9 | 4.54 |
経費率 | 0.07 | 0.07 | 0.07 | 0.07 |
beta | -0.97 | -0.36 | -0.21 | 0.05 |
デュレーション | 24.7 | 17.5 | 15.3 | 14.1 |
債券投資で重要なのは価格ではありません。
ベータ値とデュレーションが比較する上で重要になります。
今回はベータ値に注目してみましょう。
ベータ値とは
ベータ値とは個別証券(あるいはポートフォリオ)の収益が証券市場全体の動きに対してどの程度敏感に反応して変動するかを示す数値で、現代ポートフォリオ理論でよく用いられる。
β=個別証券のリターン÷市場全体のリターン引用:野村證券
私のように株式インデックス投資のみを行う場合は相場と一蓮托生です。相場がもし暴落をすれば私の資産は株式資産のみなので一緒に崩壊します。ですが証券の中にはこの相場全体の動きと異なる変動を示す証券があり、その代表が債券です。
具体的に列記してみます。
なお、代表的な株式指数であるSP500が1です。
- JPM 1.51
- VWO 1.3
- VOO 1
- VIG 0.87
- VYM 0.83
- DHS 0.67
- HDV 0.59
- BND 0.2
こんな感じです。
これはつまりVOOが1動くのに対してそれぞれベータ値に応じて値動きがまったりします。JPMのような金融業は景気敏感株に当たるので相場全体より値動きが大きいようですね。
高配当ETFは値動きがまったりしているので1以下です。
総合債券のBNDは0.2ですね。
相場全体に対して20%ほどの値動きしかないようです。まったりですね。
では、もう一度今回の比較対象を確認します。
EDV,VGLT,BLV,VCLTの概要
EDV | VGLT | BLV | VCLT | |
---|---|---|---|---|
名前 | Vanguard Extended Duration ETF | Vanguard Lg Term Govt Bd ETF | Vanguard Long-Term Bond ETF | Vanguard Long Term Corporate Bond ETF |
投資対象 | 米国超長期国債 | 米国長期政府債券 | 米国長期債券 | 米国長期社債 |
投資対象 | 米国債のみ | 米国債のみ | 米国債+米国社債 | 米国社債のみ |
利回り | 2.93 | 3.01 | 3.9 | 4.54 |
経費率 | 0.07 | 0.07 | 0.07 | 0.07 |
beta | -0.97 | -0.36 | -0.21 | 0.05 |
デュレーション | 24.7 | 17.5 | 15.3 | 14.1 |
今回の比較対象である長期債券の内、米国債を含む3種がなんとベータ値がマイナスです。
つまり、VOOと真逆の動きをするのですね。
特に債券ETFとしての特徴が最も大きく出るのが左の3種なのです。
この表から国債と社債の根本的な値動きの違いもベータ値からわかります。社債は利回りが高いですけどベータ値はマイナスまでにはいかないのですね。利回りの高さは魅力的ですけど、株式資産のバッファーを期待するならば順当に国債に投資するのが良いですね。
最近、株式が一本調子で上がっているのでグラフは割愛しますね。
決して面倒だからではありませんw
今度良い機会があればサイレント修正しときます。
さいごに
債券投資の魅力はボラティリティの低さと利回りです。しかし、これらの長期債券は利回りの高さと引き換えにボラティリティと金利リスクが高いことが特徴です。今回は長期債券ETFの比較でしたが、いずれも利回りが高いですが、株式資産のヘッジとして買うかどうかで国債・社債を選ぶと良いかもしれません。
ちなみに、株式クラスのベータ値も資産額が最近膨れた方は調べたほうが良いですよ。
もし、ベータ値がポートフォリオ全体で1.5ぐらいになっていた場合、相場の暴落が3割でも、自分だけ半額になる可能がありますからね。私のような高配当株中心であれば2割でしょうけどね。その代わり、相場と同じくらいの上昇は見込めません。もどかしいですね。
では、また。



コメント