EPIはインドで純利益を積み上げ、稼ぐ力が大きい企業に対してより高い比率で投資することができるETFです。インドは株式投資の法整備も進み、近年非常に注目される投資先です。世界銀行も大きく評価を変え、経済改革の実行を高く評価しました。

新興国としての魅力はとても高く世界第2位の人口を見ても、驚異的な推移を示しています。
引用:世界経済のネタ帳
GDP成長率に注目しても大きな期待を持てますね。
インドの魅力についてはまだまだ沢山ある為、もっと知りたい方は下記リンクご参照下さい。インドを含む新興国投資について熱く語っておられます。

インド株収益ファンド-EPIの概要
ティッカー:EPI
名前:インド株収益ファンド
インデックス名:ウィズダムツリー・インディア・アーニングス・インデックス
経費率:0.84%
ウェイト方式:収益加重方式
インド単一国に投資するETFです。かつてインド株は外国人にとって扱いづらい状況が続いていた為、今後は経費率の改善も期待できると思います。知らんけど。
ウィズダムツリー・インディア・アーニングス・インデックスについて
ウィズダムツリー・インディア・アーニングス・インデックスは、ファンダメンタル加重指数であり、インドで設立され、取引される会社であって、利益を挙げており、インデッ クスの測定日の時点で外国投資家が購入することのできるもので構成されます。
インデックスの採用比率には幾つか種類があります。例えばこの3つ。
- 株価による時価総額加重
- 配当支払額による配当加重
- 純利益による収益加重
EPIはこの収益加重であることが他のインデックスと大きく異なります。株価ではなく収益力に加重したインデックスである為、株価が高くなる程採用率が高くなる訳ではなく、たくさん稼ぐ企業ほど多く採用されるようになります。
BRICsと呼ばれたようにインドは投資家の期待感が昔から過大でしたが、投資家の期待(時価総額)に左右されないエクスポージャーを得ることができます。
ただし、新興国や割高株のように投資家の期待感で株価を押し上げる投資対象をスイングする際には投資対象としては不向きです。収益に加重したファンダメンタル加重なのでEPIで投資する際には株価を気にせずにじっくり投資することをお勧め致します。
収益加重のエクスポージャーが意味すること
EPIに投資することで得られるエクスポージャーについてですが、株価ではなく純利益に着目した収益加重であることがポイントです。つまり、以下の運用方針です。
- 純利益の増加(実績)に対して株価の上昇(投資家の期待)が大きければ、その銘柄をアンダーウェイト。
- 純利益の増加(実績)に対して株価の上昇(投資家の期待)が小さければ、その銘柄をオーバーウェイト。
EPIに投資することで投資家の期待に振り回されずにインドでしっかり稼いでいることを評価する運用が可能です。勿論、短期的には純利益が伸びることが株価上昇とは直結しませんが、長期的には期待できるでしょう。
インド株収益ファンド-EPIのパフォーマンス
2016年からのリターンはめざましいですね。設定は2007年12月ですが、リーマンショック前からの水準をようやく超えた程度であることがわかります。
それだけ、リーマンショック以前の期待感も大きかったことを示しており、今はその期待に応えるだけの実力を備えたのかもしれないですね。
一方で日本株が未だに高値を抜けていないことがどれだけ異常であるかが際立ちますね。
インド株収益ファンド-EPIの競合について
競合は時価総額加重であり、インド単一国にできるMSCI indiaです。これはインデックスの比較ですけどね。ここからがスタートのインド株は今後が楽しみですね。
インド株収益ファンド-EPIの所感
最近のニュースではインドの銀行に対して莫大な資本を注入しました。(左図)インド経済の信用環境が大きく改善されることが期待されインド銀行株価指数も大幅に上昇しています。(右図)
眠れる象じゃなくて眠れる獅子がついに起きるのかもしれないですね。
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