GSGの連動するインデックスは世界経済の全般的な商品価格の動向とインフレを示す先行指標とされています。つまり、GSGに投資することで、株式や債券などの通貨の毀損に曝される投資対象ではなく、コモデティへの投資を実施することができます。
かつては、コモデティへの投資には保管・移送・品質維持などの様々なコストが発生していましたが、金融工学のい発達により、誰でも簡単に行えるようになりました。逆を言えば、より投機的になったとも言えますけどね。まぁ、商品価格は昔から投機ですけど。
GSGはコモデティインデックスの内でも最もポピュラーなインデックスな為、実際に投資せずともその動向を知ることで経済の季節を知ることにもつながります。
【GSGの紹介】iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラストの概要
ティッカー GSG
名前 iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト
インデックス名 S&P GSCI(R) Total Return Index
経費率 0.75%
GSGは先物を利用している為、通常のETFと異なり、経費率も高く、インデックスとの乖離も発生しやすいです。ただ、それでも商品価格に対する貴重なエクスポージャーを投資家に提供していることがより重要です。ただ、長期投資には不向きです。
【GSG】iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラストの直近価格推移
S&P GSCI(R) Total Return Indexについて
S&P GSCI(R) Total Return Indexは世界のコモデティ市場全体の動きを示しています。その構成は以下の通りです。
- エネルギー
WTI原油やガソリン、天然ガスなど - 非鉄金属
アルミや銅、ニッケル、錫など - 貴金属
ゴールド、シルバー - 農産物
小麦やトウモロコシ、大豆、コーヒー、砂糖など - 畜産物
牛、豚など
ウェイトについては生産量の時価総額加重となっており、エネルギー関連の構成比率が高めです。思った以上にヌルヌルしています。

GSGのように分散したインデックスではなく、エネルギーや農業なの個別のコモデティへ投資することも勿論可能です。
https:fatamorgana1986.com/etf-iau
【GSG】iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラストのパフォーマンス
【GSG】iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラストの所感
株式・債券・商品と、分散投資する際に検討する投資対象の一角がこのコモデティです。インフレに対応する手段としては実質金利に反相関するインフレ連動債やゴールドなどがありますが、GSGは全般的な商品市場に連動する為、より直接的なインフレ対策が可能です。もし、資産アセットが短期的なインフレリスクをヘッジ出来ていない場合にはいかがでしょうか。
最後に米国の消費者物価指数を無言で貼ります。
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