どーも、のぶです
米国小型株式指数 ラッセル2000に連動するETF-IWN、VTWOを紹介致します。ラッセル2000は米国小型株式指数として歴史もあり、小型株としてメジャーな指数です。
小型株投資の特徴はボラリティが高い一方で、長期的なパフォーマンスが優れていたことが広く知られています。特に景気後退局面での株価下落と景気回復局面での株価の上昇が激しいです。パフォーマンスが良かったからと言って安易に資金投入すると、下落局面で怖くなって売り払ってしまうかもしれないことに注意してくださいね。

概要
ティッカー | IWN | VTWO |
名前 | iシェアーズ ラッセル 2000 ETF | バンガード®・ラッセル2000 ETF |
ベンチマーク | ラッセル2000インデックス | |
運用会社 | ブラックロック | バンガード |
総経費率 | 0.2% | 0.15% |
資産額($) | 8.27B | 1.66B |
ラッセル2000インデックスについて
ラッセル2000インデックスは米国株式市場における小型株式セグメントのパフォーマンスを測定します。全米株式の内、時価総額1000~3000位をカバー範囲としています。
指数構築条件
- 採用前の終値が1$以上
- 時価総額3000$以上
- 浮動株比率が95%以上
- 上記条件で絞った上で時価総額上位1000〜3000位の企業
なお、上位1000位がラッセル1000であり、この2つを合わせたら全米を包括するラッセル3000となります。
インデックスのパフォーマンス
せっかくなのでトータルリターンの20年チャートです。チャートの開始を100としているので20年で4倍以上ですね。計算したら年率7.54%です。
1987年4月~2007年4月までの20年チャート
心配性な方の為にリーマンショック直前のチャートを貼っときます。計算したら9.83%でした。
高値近辺のチャートはいつでも似たような形ですね。この後、リーマンショックがありますが、その後の回復は最初のチャートで掲げた通りです。
どっちの期間も素晴らしいパフォーマンスでした。
ETFのパフォーマンス
IWNのパフォーマンス
VTWOのパフォーマンス
ラッセル2000の競合について
やはり米国小型株式指数のSP600が競合になります。違うインデックスとなる為、インデックスの選択をしなければいけないですね。ただ、ざっくり比較すれば採用銘柄数に違いがありますね。
ちょっとだけモーニングスターで調べてみました。
ラッセル2000-IWNのスタイルマップ
S&P600-IJHのスタイルマップ
S&Pが600社に絞った結果、結構変わるみたいですね。

米国小型株式 ラッセル2000-IWM,VTWOの所感
ラッセル2000はS&P600と同様に長期投資にも優れた一方で、下落幅が大きいことから米国がリセッションに陥り断続的な下落があった場合に投資対象として検討してみようと思います。落ちるナイフを何度も掴んでしまい、血みどろの手で涙を拭ってるかもしれませんけどね。
ただ、いくら長期投資のパフォーマンスが良かったからと大きな比率で採用するのは怖いですけどね。やっぱりなんだかんだ、コアの長期保有は大型株が適していると思います。なんとなくですけどね。
では、また。
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