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ETFの買い付けコスト

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ETFは発行市場での交換と証券市場での売買をあわせ技一本とすることで、金融商品としての効率性が非常に高く使い勝手の良いものとなりました。ETFを直接、投資家同士が売買することが出来るからです。販売会社に頼らなくて済みます。

ですが、市場を通した取引を行う為、買い付けコストが発生します。ETFの価格はどのように決定されるのでしょうか? 今回はETFの買い付けコストに絞って確認していきます。



ETF価格の決まり方

ETFは証券市場で値付けがされる為、市場での需給により価格が決定されます。しかし、ETFは交換された現物がETF価格の裏付けとなる為、ETFの純資産残高(Net Asset Value=NAV)が市場取引価格の根拠となります。だから、ETFは上場廃止になっても価格が急落しないので安心です。需給が乱れるかもしれませんけどね。

ETFを売買するプレイヤー

  • ETFを買いたい個人投資家
  • ETFを売りたい個人投資家
  • ETFの裁定取引を行う指定参加者(機関投資家) 

裁定取引とはざっくり言えば本質的に同じ商品において、安い方を買って高い方を売ることで収益を得ることを指します。例えば、隣同士の八百屋で違う単価で大根が販売されています。そうなった場合、安い大根を買い、高い大根を売ることでその価格差を収益とすることが出来ます。なお、その価格差は裁定取引を繰り返すことでいずれ同じ値段に収斂していきます。勘違いしやすいのは安い時に買って高い時に売るのではなく、買いと売りを同時に建てるということです。

ETFの価格決定においてはこの指定参加者の裁定取引が主役です。ETF価格が純資産残高に対して乖離があった場合、裁定取引により乖離を解消することでETF価格は適正価格に近づくことになります。

大根ETFの場合

例えば、大根ETFがあります。大根価格に連動するETFです。

大根価格が1000円でETF価格が1100円だった場合、指定参加者は大根を買い、運用会社に持ち込んで大根ETFに交換し、大根ETFを市場で売却します。その結果、大根価格は上昇し、大根ETF価格は下落することで価格差は縮小されます。

だからこそ良いETFは価格決定がスムーズに行える、若しくは常に売買が頻繁に行われる分厚い流動性が重要視されます。ETFを選択する場合に価格形成の流動性を示す日々の出来高を見ることが重要になります。

ETFを買う場合の手数料とは?

まず第一にあげられるのは市場での売買手数料です。これは証券会社ごとに決まっており、買う時と売る時に発生します。もう一つはスプレッドと呼ばれる市場での買価格と売価格の差額です。具体的に見てみましょう。これは日本の配当貴族指数に連動するETFです。

  •  売気配値は18250円の1000株
  • 買気配値は18190円の1株です。

このスプレッドは60円です。だいたい、0.3%ぐらいですね。このETFはちょっと前までもっとひどかったですけどね。

スプレッドはETFにより異なる為に買う際に確認するべき費用となります。まぁ、0.3%ぐらいならすぐ変動するから私は気にしてないですけどね。金融商品ですから、買値にこだわりたい方は重要な項目になるはずです。

投資信託は購入手数料が無料となる場合が多いのでETFに比べ有利になります。ですが、買値は買ってみないとわかりません。

ETFの市場リスク

ETFは市場が正常に働いている場合には効率の良い金融商品です。一方で、市場に預けているからこそ、流動性が失われた際には大きなリスクが生じることがあります。売りたい時に買ってくれる人がいなかったり、なんらかのエラーによりETF価格が大きく乖離することも過去にありました。ETFは万能では無いということを知っておきましょう。

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