【VPU】に投資することで米国の公益事業セクターの大型株・中型株・小型株に投資することができます。セクターローテーション戦略において米国公益事業セクターのパーツを担うETFです。
セクターローテーション戦略の目的は分散≒補完or強化です。VPUに投資することで米国の電力・ガス・水道など社会運営に不可欠な事業に分散して投資することができます。
【VPU】バンガード®・米国公益事業セクターETFの概要
ティッカー VPU
ベンチマーク MSCI USインベスタブル・マーケット・公益事業25/50インデックス
このセクターは、電力、ガス、水道企業のほか、独立系発送電事業を行う企業で構成されています。
生活必需品やヘルスケアを上回るデフェンシブな事業です。ですが、事業への投資であることは忘れてはいけません。2011年の東電の暴落で分散投資の大切さを学んだ方も多いとおもいます。
VPUの代表的な保有銘柄
成長するビジネスではないので平均的に利回りの高い銘柄で構成されます。逆に言えば成長するビジネスではありませんが、社会に不可欠な事業である為、リスクを侵さない堅実な経営を期待することができます。
【VPU】バンガード®・米国公益事業セクターETFのパフォーマンス
VPUの直近パフォーマンス
VPUとVTIの14年間パフォーマンス
VPUが長くVTI を上回っていることは意外でした。安定的な値動きが心強いですね。
VPUとVTIの1年間1年間パフォーマンス
金利が上がるぞ上がるぞと言われ、ついに公益セクターの下落が始まりました。くっきりと明暗が分かれていますね。長期金利よりも早く反応していることも印象的です。
【VPU】バンガード®・米国公益事業セクターETFと経済の季節
VPUが得意な季節は「景気が弱く、金利が低く、低インフレ」であることです。お金の動きが止まってしまっても、社会を動かす電気・ガス・水道は止まりません。最低限のインフラであるからこそ、目に止まる季節です。
様々な自由化、小さな政府、などなど公益事業も盤石ではありませんが、VPUは最もデフェンシブな企業群です。

【VPU】バンガード®・米国公益事業セクターETFの所感
まさに今、景気は過熱し、金利が上昇し、インフレ圧力も高まっており、VPUは下落しています。ですが、決して公益事業のビジネスに傷がつくわけではありません。債務は大きいかもですけどね。
満足できる利回りが得られる程、VPUの価格が下落した時には拾っても損する可能性は低いと思いますよ。
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