どーも、のぶです。
ETFは広くまるっと投資するだけが能ではありません。
今回、紹介するETFは米国の小型バリュー株に絞って投資することができる3種のバンガードETFになります。さすがバンガードは低経費で多品種のETFが揃っています。
バリュー投資とは大きく分けて2種あります。
- 本来価値より割安に買うこと
- 割安なPBRで買うこと
有名なバフェットは1.の投資方法に取り組んでいるイメージがありますね。いずれにせよ、B/Sを見るなり指標から割安さを判断することでバリュー投資と呼ばれます。
他にも成長指標の予想値・実績値が低い場合をバリュー投資とすることもあります。
米国小型バリュー株ETF-VTWV,VIOV,VBRの概要
ティッカー | VTWV | VIOV | VBR |
名前 | ラッセル2000 | S&Pスモールキャップ600 | 米国スモールキャップ |
ベンチマーク | ラッセル2000 | S&Pスモールキャップ600 | CRSP US スモールキャップ |
経費率 | 0.13% | 0.12% | 0.06% |
資産額 | 340M$ | 252M$ | 28B$ |
当然のようにベンチマークが異なります。
ベンチマークについてもう少しフォーカスしてみましょう。
ただ、カタログスペックだけ結論を出そうとすればVBRに軍配が上がりますね。
ベンチマークの違いについて
小型バリュー株ETFは時価総額が小さくPER・PBRが低い傾向にあります。この3種を比べてみればVTWVはPBRが最も低く、VIOVはPERが最も低く、VBRが若干中型株も含んでいるようです。結構差があるようですが、これらの差がどのようにエクスポージャーに影響を当たるかは正直わからんです。誰か教えてください。
米国小型バリュー株ETF-VTWV,VIOV,VBRのパフォーマンス
インデックスの違いがパフォーマンスに表れているようですが、正直に言ってインデックスの違いが何なのかはよくわからないです。w
ただ、VBRの設定は2004年以降ですが、年率リターンが9.27%は際立っていますね。
米国小型バリュー株ETF-VTWV,VIOV,VBRの所感
これらのETFに投資することでピンポイントで米国小型株の割安株に投資することができます。一つの個別株に絞らなくても米国の小資本企業の成長に投資することが可能で、しかも割安株に投資できるのです。ポートフォリオの内で10%だけ組み入れるとかそんな使い方がETFでできます。
株式投資の利益の源泉は企業の成長が投資家の期待を上回ることです。小資本の割安株というのは投資家の期待が最も低いと言えるかもしれませんね。
ETFだと簡単に誰でも投資できちゃうので今後もその利益があるかどうかが不安ですけどねw
それとバリュー株投資が優位な時は高成長・高金利・高インフレとも言われています。つまり、常に優位な投資方法は無く、市況に合わせたエクスポージャーの選択が重要になります。それが出来ない限り、広く分散投資をしないといけないわけです。
長期チャートで確認してみましょう。まずは10年チャートです。
青字がrussell3000の全米株式を包括的にカバーした指数です。赤字はVTWVです。直近ではバリューが劣後していたようですね。
では30年チャートをご覧下さい。
30年でみればバリューが優位でした。一時的に青字が上回ったりしているので、期間によって優位性に変化があることも見て取れます。まぁ、どれに投資しても十分なリターンな気はしますけどね。30年で16倍とか18倍ですからね。
では、また。

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