ファンドラップの罠。運用はプロにお任せの暗い嘘。

日記

私は平成27事務年度金融レポートを見て悲しくなりました。

少しでも、日本の家計の金融リテラシーの一助になりたいので発信を続けます。

 

今日は、ファンドラップの罠についてです。

 

テレビコマーシャルでもたまに聞きますね。

プロの運用を庶民でも低コストで委任できるあれです。

 

あのファンドラップは本当に庶民の役に立っているのでしょうか?

 

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ファンドラップとは

 

2014年から15年にかけて急成長した「ファンドラップ」。金融機関が個人顧客と投資一任契約を交わし、顧客に代わってファンドで資産運用する金融サービスだ。金融機関は顧客ごとに、運用目的やリスク許容度に合わせて資産を運用する。

引用:日経新聞

 

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楽ラップについて

楽ラップが良い感じだったので代表に取り上げます。

楽ラップの魅力

  • 投資の面倒くさいをなくします
  • 運用の心配や不安をなくします
  • 管理の煩わしさをなくします
  • 世界で協業する投資のプロ達との協業

耳障りの良いキャッチコピーですよね。

私も基本的には面倒くさいのはいやだし、心配や不安もない方が好きです。

しかし、ファンドラップの投資一任契約の実態はインデックスファンドへの投資です。

そして設定した配分に自動でリバランスしてくれるロボ運用なのです。

このサービスに対して支払うコストはどのくらいかが焦点となります。

 

楽ラップの魅力に対してコストが正当な対価だと思えばそのサービスを利用することになんら問題はありません。

 

 

楽ラップのコスト

「投資一任フィー」+「ラップフィー」+「投資対象に係る費用」

楽天証券ラップサービスの手数料体系には固定報酬型成功報酬併用型があります。

  • 固定報酬型では投資一任フィーとラップフィーの合計が最大で運用資産の0.702%(税込・年率)
  • 成功報酬併用型では投資一任フィーとラップフィーの合計が最大で運用資産の0.594%(税込・年率)+運用益の積み上げ額の5.40%(税込)となります。

投資対象に係る費用では信託報酬 (最大で信託財産の0.378%(概算)(税込・年率)。但し、楽天証券ラップサービスで投資する投資信託が投資対象とする他の投資信託の信託報酬等を加えた実質的な運用管理費用は最大で信託財産の0.6296%(概算)(税込・年率)です。)、信託財産留保額(最大で信託財産の0.30%(概算))、その他費用をご負担いただきます。

一部抜粋

 

色々、突っ込みたい点がありますが今回はあくまで「投資一任フィー」と「ラップフィー」に着目します。

 

いや、やっぱり一言だけ言わせて下さい。

最大とは言え実質的な運用管理費用が0.6%はちょっと高いですね。更に信託財産留保やその他費用も追加であるのです。コア資産としては不適格です。

 

では、「投資一任フィー」と「ラップフィー」についてです。

成功報酬型はお話になりません。

運用益がある限り5%も毟り取られるのは正気の沙汰ではありません。

 

では検証するのは固定報酬型です。

フィーは0.702%でした。

 

これが将来、どれだけのコスト負担になるのかグラフを作成してみました。

条件:リスクが無く、年率5%成長し、毎年100万円追加投資を行った場合。

なお、年率5%の数値に特に意味はありません。単純に年率コストが0.702%の影響を考えます。

 

 結果

コスト込(左軸) :約3,180万円

コスト無(左軸) :約3,470万円(+290万円)

コスト総額(右軸):約190万円

 

結果は約290万の差が出ました。そして驚くべきは約190万のコストを支払った上に、約100万円の利益の機会を失っていたのですね。条件は20年運用なのでもっと運用期間が長くなると更に数字が膨れ上がっていきます。コストにも複利の力が働いているのですね。

 

とはいえ、楽ラップの魅力は投資の煩わしさが無いことです。コストと煩わしさは尺度が異なります。対価として妥当かどうかは個人の判断なのです。

 

私は絶対に買いませんけどね。

もし、資産1億円を目指すのであれば、達成した年には70万円が固定報酬として毟り取られてしまいます。恐ろしいですね。むしろセレブ感が漂います。

 

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r(資本収益率)>g(経済成長率)

 

ファンドラップではなく自分で資産運用するのであれば、スマホでポチポチ売買したり、四半期に一度ぐらいは自分の資産の確認を行うことが必要になります。ですが、よく考えて頂きたいのはそもそもお金でお金を稼ぐことは、労働者が労働を対価に報酬を得るよりもずっとリスクもリターンも高いのです。

 

r(資本収益率)>g(経済成長率)

リスクを取って得られるリターン(投資)>労働で得られるリターン           

 

現代社会は格差が広がる社外であることを受け入れなければいけません。金融リテラシーも教養として具えなければならないのです。長期・分散・積立の基本だけであれば、歯の手入れよりも手間がかからないですから。

 

 

ファンドラップの暗い穴とは

ここは個人的な解釈です。

ファンドラップの問題は最初から全て任せてもらうことで無知の消費者から搾取し続けることです。プロに任せて安心とか笑止千万です。実態は市場平均に連動する指数の組み合わせでしかありません。しかも今はネット証券で誰でも簡単に世界中の優良資産を特定口座で購入することもできます。

 

日本の家計が少しでもマシになることを願うばかりです。

 

素人投資家戦略
長期・分散・積立を堅実に実行することが素人投資家の必勝法です。ですが、短期的な目標を諦めることと、長期運用で時間をかけることは本当に難しいことです。素人投資でおすすめできる投資戦略は3つです。

 

 

では、また。

 

 

 

 

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