グロース株投資優位の2017年

グロース株投資

2017年はバリュー株投資家にとっては非常に苦しい1年間でした。と言っても、その傾向は10年以上続いており、今までバリュー株投資中心だった方もつい組み入れてしまった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

早速、グロース株投資とバリュー株投資のインデックスを比較した推移を見てみましょう。

グロース株・バリュー株インデックスの比較

リーマンショック前から右上に推移しているのでずーっとグロース株優位の展開です。特に2017年に入ってからが顕著ですね。つまり、割高株が買い続けられ、割安株は放置された結果と言えます。もしくは環境に変化がなく、セクターローテーションが起きていないことも原因です。

 

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2018年のグロース株投資

グロース株投資は経営者が語る企業の成長の軌跡を共に歩むことに醍醐味があります。だからこそ、決算の度に進捗を確認し、経営者の自信を確認することが投資する上で必要になります。

一方、経営環境を見てみれば、グロース株が躍進している間は金利も低くインフレ率も上昇しない非常に経営者フレンドリーだったことがわかります。

実質金利のグロース株推移

実質金利は長期金利(名目金利)から期待インフレ率を引いた正味の金利コストです。例えば名目金利5%の100万円を借りて商品を買い、物価高が4%あった場合、実質的には金利コストは1%です。実質金利を見ることで正味の金利コストを確認することができます。

特にリーマンショックを挟んでこの実質金利の水準が2%から1%以下までずれました。特に金融緩和を解除するのに-1%まで落とすことが必要だったのです。マイナスになるってことはコストではなく収益ってことです。そりゃ、借金して投資すれば収益になるわけですからね。高成長企業が繁盛するわけです。

グロース株投資の寿命の目安はこの実質金利がどこまで上昇するかにかかっています。長期金利が今年は2.6%まで上昇しましたが実質金利は0.5%をウロウロしている程度ですからね。

また、インフレ率を考慮しない長期金利の上昇も注意が必要です。将来の利益を織り込むグロース株投資ですが、高成長企業の将来利益は長期金利によってコストが増加しますからね。

いずれにせよ、長期金利・インフレ率の動向に注意を払う必要があります。

インデックス投資におけるグロース株投資とは
インデックス投資におけるグロース株投資を紹介致します。過去の10年間では抜群のパフォーマンスでした。今後も続くのかどうかその可能性をよく考えてみましょう。
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バリュー株投資の悲哀

バリュー株投資家は割安株投資のパフォーマンスは割高株投資を上回ると信じていますが、すでに幾星霜。。私のことです。結局、一旦金利上昇があったとしても、すぐに金利を下げる政策があれば再び10年前と同じことを繰り返すことになります。

ですが、もし違う将来のシナリオがあるとすれば、インフレ率の持続的な上昇しかありません。

ゴールドと実質金利

2017年の後半はゴールドと実質金利の反相関が失われました。すでに一部の投資家はインフレに対する備えを行っているのかもしれないですね。また、ドルの凋落がこれからが本番だったとすれば、新興国株式のさらなる飛躍を2018年に見れるかもしれないですね。

 

2018年も実り多い年を祈ります。良いお年を。

 

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