どーも、のぶです。
私は連続増配株への投資は素人投資家にとって株式投資の王道だと思っています。何故ならば、頻繁な売買を必要とせず、相場環境に振り回されること無く配当金を貰い、配当再投資を実施することで資産形成を行うことが出来るからです。
株式投資は言うまでも無く相場の底で買って天井で売ることが出来れば最も効率的です。ですが、そんなことは再現性が低く、誰にでも出来ることではありません。素人投資家にとっての王道の意味とはぶれない投資方針を堅持し続けることが容易いことに有ります。
旬なテーマを追ったり、革新性をもたらすハイテク企業への投資とか投資手法は十人十色です。ですが、連続増配株投資は再現性が高く、素人投資家にとって垣根が低い投資手法の一つであることは間違いありません。
では連続増配株への投資はどのようにして行えば宜しいのでしょうか。
具体的な投資先について紹介致します。
個別株による連続増配株投資
個別株投資にはロマンがありますよね。ご自分で決算を確認しながら挑戦されるのはとても有意義なことだと思います。
私は能力的に無理ですが。
私にはETFとか投資信託で十分です。
平均のリターンで構いません。
インデックス名:米国市場の配当貴族指数
S&P 500 DIVIDEND ARISCRATS
米国大型株の内、増配年数が25年以上の黄金銘柄で構成される等金額配分の構成です。現在は51社から構成されますが、全ての銘柄が大型優良株の為、時価総額とか配当の大きさ等で加重をする必要が無いのです。ですが、四半期に一度のリバランスの度に手間がかかる為、経費率は若干かかってしまいます。
日本の投資家は下記投資信託を通してのみ投資が出来ます。
- SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン
- 野村インデックスファンド・米国株式配当貴族
- 野村インデックスファンド・米国株式配当貴族・為替ヘッジ型
参考までに、米国ではこのインデックスに連動する「NOBL」がETFで上場していますが、日本の市場では購入する手段はありません。どうしても買いたい方は外国証券の証券口座でどうぞ。

インデックス名:日本市場の配当貴族指数
S&P JPX DIVIDEND ARISTCRATS
日本の配当貴族指数です。米国に比べ指数の組み入れ条件は緩いです。しかし、米国の企業は配当貴族指数と共に成長を続けてきたのであれば大変有望な指数であるとも思えます。
- ETF:1494
- 投資信託:SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン


インデックス名:S&P500 HIGH DIVIDEND ARISTCRATS
米国大中小型株の1500社から増配が年数が20年以上で配当利回りが高い上位60銘柄で構成されます。配当加重の為、配当の支払いが多い企業に多く投資することが出来ます。一方で、リバランスの手間がある為、経費率は高めです。悩ましいのは配当貴族な上に利回りが高いのか、若しくは配当貴族なのに不人気なのかは投資家により判断が別れる所です。
また、VOOよりVTIが好みな方にSDYは相性が良いと思いますよ。
- ETF:SDY

インデックス名:NASDAQ US Dividend Achievers Select
10年以上の増配実績を持つ米国大型株を中心に構成されるETFです。利益の全てを事業投資する必要が無くなり、配当を支払い始めて10年以上経過した銘柄で構成されます。時価総額加重の為、大きい会社、成長期待の大きい会社に多く投資することが出来る上、管理上の手間が少なく経費率を低く抑えることが出来ます。
- ETF:VIG

さいごに
日本で実践できる連続増配株投資の紹介をさせて頂きました。 今後は配当貴族指数のUKとか、アジアとか、投資信託・ETFが増えることが予想されます。もちろん何年先かはわかりませんが追って記事にしますね。
グローバル経済の拡大と共に巨大化していった企業ですが、今後も配当貴族が高いリターンを出すとは限りません。未来は不確実性に満ちています。
素人投資家はその不確実なリスクを長期投資で埋めることでリターンに変えることが許されます。短期で儲けることを諦めれば良いのですね。長期・積立・分散投資で堅実にやっていきましょう。
では、また。
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