どーも、のぶです。
具体的なポートフォリオをいくつか紹介します。特に今回は「株式100%バージョン」です。資本主義社会の根幹とも言える株式へ、全力で資本を注ぐことで資本収益を最大限向上させることができます。これは思考ストップの脳筋ポートフォリオです。
歴史を振り返れば過去の長期的な株式のリターンが高く、きっと今後も高いリターンを投資家に提供する可能性が非常に高いです。株式は不透明な将来の利益を株価に織り込む為、価格変動リスクが大きいですが、思考ストップをすることがむしろ投資家を守ることになるかもしれません。
次に掲げるグラフは株式・長期国債・短期国債・ゴールド・ドル(現金)のインフレ調整後実質リターンの200年間の推移です。200年もの間、株式は6.6%、長期国債は3.6%、短期国債は2.7%、ゴールドは0.7%、ドルは-1.4%ずつ、1年ごとに成長していました。このデータの起点は1802年ですが、ナポレオンがフランス皇帝になる直前ですね。そんな革命と激動の19世紀、破壊と創造の20世紀を乗り越えての数字なので、再現性は高いはずです。
このグラフが教えてくれることは株式の高いリターンと、現金のドルだけがインフレに蝕まれていたことです。特に長期的には現金が資産保全には向いていないことを示しています。もし、30年も使わないお金を貯める場合、その貯めたお金は稼いだ当時の価値を失っているかもしれないですね。
ちなみにナポレオンは「我輩の辞書に不可能は無い」とは言ってないそうです。
株式100%の心構え
株式100%は文字通りの脳筋ポートフォリオです。もはや、今の時価なんて気にせず淡々と投資出来る人に向いています。未来を強く信じられる人か、はたまた鈍感な人のどちらかに違いありません。
やれ資本主義の終末だの、国家の破綻が叫ばれ、明日の仕事すら危ぶまれる最悪の経済状況が来るかもしれない。磔にされても、「それでも資本主義は回っている」と言えますか?
上のグラフはまだ、200年程度の歴史といえばそれまででしょうが、200年の歴史を俯瞰すれば数年の恐慌も一時的なパニックに過ぎないだけかもしれませんね。資本主義を物理的に破壊するような破滅的な戦争が起きないことを祈るばかりです。
また、下図のように今まで30年間長期金利が下がり続けました。クレジットサイクルの転換は債券投資にとって向かい風となる可能性もあります。知らんけど。
いや、知らんからこそ、積極的にリスクを取りに行くのが脳筋ポートフォリオです。あなたは今の資産価値に無頓着になれますか?なれるならば、脳筋の素質があります。
このグラフはRussell3000(全米株式)の10年チャートです。10年目に1年ちょっとで資産が半分になっています。恐ろしいですね。当時の記録もネット上に残っているので探してみると面白いですよ。

でも、その10年後には倍になっています。
重要なことはポートフォリオ上は景気後退について顧慮しなくとも、確実に景気後退は実生活を蝕む可能性があることを忘れてはいけません。その肝が資金管理にあることは言うまでもありませんね。
株式100%のポートフォリオ
株式のみであっても重要なことはエクスポージャーの組み合わせです。大型株・小型株、バリュー・グロース・クオリティ、連続増配・高配当銘柄・配当成長、地域分散など組み合わせは無限大です。
世界分散-VTのみ
期待するのは株式資産のみ、だから偏りはせず全て時価総額加重でまるっと買うポートフォリオですね。単純明快なポートフォリオです。

米国の一極集中-VTIのみ
余計な分散はせず、資本効率の高い米国への一極集中です。アクセスも容易で、コストも極めて低いです。

世界分散-VTI:VEA:VWO=5:3:2
VTと違い、時価総額以外の割合で米国・米国以外先進国:新興国の割合を好きに変えられます。米国への期待が低く、新興国への期待が高ければ1:1:1のように調整することができます。
VOO:VB=8:2~4
米国に集中しながらも米国大型株に多めの小型株をトッピングし、より高い成長力を期待することもできます。
VTI:HDV:VBK=4:2:2
米国に集中しながらも全米株式へ、大型優良株の割安銘柄と小型高成長株のトッピングをすることもできます。

HDVに投資することで利益の質と財務の健全性が高く、同時に、持続的に平均以上の配当を支払うことができる企業に丸っと資本を投じることができます。

VTI:DGRW:VBR:VEA:VWO=20:20:20:20:20
全世界に分散し、米国大型クオリティ企業と米国小型割安株に厚めに投資することもできます。


株式 100%でググってみた!
内容について関係がありそうな記事のリンクを勝手に貼っておきます。




http://www.naminori-toushi.com/entry/2017/11/06/株式100%25が好きだ!
では、また。

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