どーも、のぶです。
最近、ハイイールド債券の検索が増えていたので今の状況について記事にします。デキるブロガーさんは検索が来る前に記事化するのでしょうが、素人は検索された後に記事にします。
とりあえずHYGのチャートを確認します。

なるほど。
こりゃ検索が増える訳ですね。HYGの価格が下落し不安になった方が多かったことが推察されます。そういえば私もハイーイールド債券にロングなHYNDを買った時でした。

ハイイールド債券の特徴を確認する
ハイイールド債券とは利回りの高い債券です。直訳ですんません。では、なぜ、高配当なのか?を確認しましょう。まずは債券価格の変動の要因からです。
- 実質経済成長率
- 期待インフレ率
- 発行元リスク
HYGはこの内、発行元リスクの高いボロ社債の集まりです。なので債券価格が安くて配当利回りが高くなるわけです。HYGはリスクを取れるうちは良い投資先になるでしょう。

米国債券価格の確認
金融商品はあくまで相対的な比較により資金が動きます。発行元リスクが低いと言われる米国債券価格の状況を確認してみましょう。
このチャートは長短様々な残存期間の債券利回りの10年間推移です。1年ほど前からじわじわと利回りの差が縮まってきました。単純に考えれば、短い期間の債券も長い期間の債券も期待する債券収入が近くなってしまっています。
資金がより長期の債券に流れていることを示しています。
これは金融引締めの段階ではいつもある風景です。超長期のチャートで確認しましょう。
追加した黒線がFF金利です。黒線が上に向かえばカラー線がひゅっとまとまる傾向があると思います。短期債券がより顕著にいつも動いていますね。
残念ながらこの動きにハイリスクなハイイールド債券は仲間に入れていません。リスクを取れない資金が徐々に逃げているのかもしれませんね。
HYGの新規購入を考える場合、今後の金利がどのように動くかを投資家毎に判断しなければいけません。
今後も金融緩和・バランスシートの縮小が継続すれば今の傾向が継続し、今後の金利上昇が反転することがあれば低金利はハイイールド債券にとってプラスに働くでしょう。
最後に今後を占うであろうデータを貼っておきます。
消費者物価指数(青線)と期待インフレ率(赤線)の推移です。
最近は堅調に推移しています。このインフレ率がさらに上抜ければ金利は勢いよく上昇することになりますが、どうなるでしょうね。
私の立場は相変わらず、金利上昇派です。
皆さんはいかがですか?
では、また。
コメント