今日は日中にJPYUSDが106円台まで円が買われました。昨年来のドル安水準です。一体何が起きているのでしょうか。よくわかりませんが、足元の状況を確認してみましょう。
上図はドルの主要通貨に対する為替レートを示したものとUSDJPYです。ドルの強さを円だけではなく全体感で確認することが狙いです。眺めてみればドルは昨年から弱気を一貫して貫いていますね。
長期金利の上昇とは関係なくドルそのものが弱いです。バリュエーションが高すぎると言われている中、通貨の下落が止まらなくなることだけは勘弁して欲しいですよね。まぁ、やれることはないので淡々とドル転を進めていく所存です。
バリュー株インデックスの状況確認
52週の最高値&安値からの現在値の下落率と上昇率をバリュー株中心にプロットしました。市場平均として参考にVT・VTI・VWOがあります。調整局面真っ只中においてはバリュー株投資は市場平均をアンダーパフォームしやすいと言われていますが、見事に今回も踏襲されています。
大型株・中型株・小型株のいずれもバリューインデックスは市場平均を下回っています。そして特に高配当株インデックスの不調が目立ちます。高配当株はまったりした値動きを期待したかったところですが、この1年間は鳴かず飛ばずで調整時の下落もストーッンといきました。
一方、新興国に関しては高配当インデックスの「DEM」が粘り腰を見せていますね。今回のプロットで唯一の勝ち組と言って良いでしょう。

HDVは超大型優良株の高配当銘柄をかき集めたETFですが、今回の結果を見る限りはやっぱりバリュー・ファクターが濃いことがわかりますね。調整局面における不人気銘柄の厳しさを改めて感じました。
ですが、捨てる神いれば拾う神ありとも言われます。神様になった気分でHDVに投資すると苦痛も和らぐかもしれないですねwただし、調整が続けば捨てる神が増えることには注意してくださいね。

HDVに投資することで利益の質と財務の健全性が高く、同時に、持続的に平均以上の配当を支払うことができる企業に丸っと資本を投じることができます。
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