どーも、のぶです。
私は投資方針の一つに高配当戦略を策定していますが、改めて株式配当の魅力・実力・強さについてまとめてみます。
配当のパフォーマンス実績
1926年以降、配当再投資は株式市場のリターンの96%以上を生み出してきました。SP500へ1万ドルの投資を行った場合、リターンは約4,760万ドルにも達しました。株式元本のリターンを4,600万ドル上回っているのです。なので、配当は必ず再投資を行わねばならないのです。期間が長いとはいえ桁違いのリターンの差です。
配当はインフレの力を上回ってきた。
配当を支払う企業は成長企業から脱皮し一般的に健全で安定しています。また、配当は歴史的にもインフレを上回っており、購買力の防衛に役立ってきました。図を見てみると高インフレ時、低インフレ時、及び全ての場合において、高配当株が低配当株と市場全体を上回っていることがわかります。
高配当の力
シンプルに、他の企業よりも高い配当を支払う企業の例を見てみます。下図はシーゲル博士がSP500を5つのグループに配当が高い順に分けたものです。1957年12月に1,000$投資した場合、SP500は308,000$、配当が最高のグループは970,000$となりました。その差は3倍以上です。
これらの結果はいずれも高配当株はインカムの源泉と成るだけではなく、元本成長にも寄与することを物語ります。また、インカム目的で保有しているケースが多い為、相場の下落局面にも強いです。素人投資家が安心して落ちるナイフを掴みに行けるわけですね。一方で成長株投資の場合は成長を見限った投資家から順番に投げ売られますので常に企業業績から目が離せません。そんなことは私には出来ないのです。
ETFの時価総額加重VS配当加重
高配当ETFの加重方式の内、今回は時価総額加重と配当加重に注目します。
時価総額加重型の特徴
- 株価は常に正当な価格に落ち着くことが前提となった場合、時価総額の順で組み入れることで、企業規模が大きければその比重も大きくなる点。
- 計算・管理が楽である点。
市場には時価総額型のETFが圧倒的に多いです。しかし、株式市場はいつの時代も行き過ぎる加熱の反動から暴落が発生している為、株価が正当な価格に落ち着くことは非常に困難を伴うとも考えられます。景気の過熱と共に段々と、割高株の評価が高いのか、評価が高いから割高なのかが曖昧になっていくのです。ですが、手数料が格安のパッシブ運用全盛の今の時代ではそれで十分なのかもしれません。株式市場の成長の平均でも十分なりターンがあるからです。
時価総額加重型の高配当・連続増配ETF



配当加重型の特徴
- 時価総額ではなく全配当の割合による、ウェイト付を行う。
シーゲル博士が提唱する配当加重型の特徴は単純に配当にのみ着目している為、時価総額の評価と関係なく配当を出す実力で採用されることです。投資方針に高配当戦略を謳う以上、株価が上昇したことで割合が増えることを避けながら高配当株に投資したいですね。
配当加重型ETFを採用することで株価が上昇し時価総額が大きい企業ばかりだけではなく、配当金が多い企業を採用できるメリットはとても大きいですね。
配当加重型の高配当・連続増配ETF





さいごに
今後、コア投資銘柄にウィズダムツリー社ETFを新しく入れようと思います。
時価総額加重型と配当加重型はどちらも良い点があります。
上手に付き合っていきたいですね。
では、また。


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