どーも、のぶです。
S&P500高配当貴族指数(SDY)とS&P500高配当指数の特徴を比較し、連続増配株投資のクオリティに関する考察としていきます。
連続増配企業への投資は増配を長年続ける優良株式へのエクスポージャーを得ることで、長期にわたりインカム収入を増やすことと、企業価値増大とともにキャピタルゲインを期待することができます。
特に今後金利が上昇する局面でも、ビジネスを維持出来るクオリティの高い企業への投資がある程度リスクを軽減することが考えられます。
時価総額加重で全体を網羅するインデックスに投資することで割高な銘柄に多めの配分で投資することを避ける為に、連続増配株やクオリティの高い企業への投資を一部検討するのはいかがでしょうか。

今後、株式投資を通したインカムを期待する場合には為替リスクにさらされる海外の株式ではなくても、国内のJPX/配当貴族指数という選択肢もあります。投資信託もETFもありますので、アクセスは十分です。

連続増配株と高配当株の違い
高配当株投資は日本において一定の人気がありますが、配当を多く出すからと言ってもクオリティが高いかどうかは関係ありません。
残念ながら株主や市場参加者の耳目を集めることが目的で借金をして配当支払いを行うケースもあります。一般的に配当の支払いがある企業は成長ステージを脱した企業でありますが、財務体質が健全で、財務規律が維持されているとは限りません。
連続増配株投資は配当の質も含めたクオリティの高い企業へ投資ができるということです。
高配当株投資はバリュー株投資に限りなく近いです。クオリティの高い企業に投資するのか割安な企業に投資するのか、上手に使い分けていきたいですね。どちらも一長一短の投資方法です。
下落相場のプロテクションについて
高配当銘柄は下落相場に対するプロテクションを有すると言われますが連続増配株はさらに強いプロテクションを有すると言われています。
将来の不確実性が増した際には長期的に優れた習慣を持つクオリティの高い企業が選好されることからこのような結果となります。
連続増配株投資の総括
連続増配株投資は配当にフォーカスした投資方法のうちでも、クオリティの高い企業への投資でした。その結果、長期的な配当成長や、不安定な市場でのリスクを抑える効果があります。
もし、グロース株投資のように割高株への投資でリターンを得ることに抵抗があり、なおかつ全体相場が割高ではないかと懸念を持つ方は、クオリティが高く長期的な成長の可能性が高い連続増配株への投資はいかがでしょうか。
また、為替リスクを排したインカム収入の確保に向けて、日本株投資をする際にはJPX 配当貴族指数も有力な選択肢となるはずです。円建てのS&P500とパフォーマンスの比較をしてみましょう。
リーマンショック前からのパフォーマンスですが、決して見劣りはしないはずです。

では、また。
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