本来は年初に書くべき記事ですが、今更書いてみます。
2017年におすすめ出来るETFを紹介させて下さい。
ですが、ちょっと待って下さい!
ETFを選ぶ前に基本事項のおさらいです。
素人でも勝てる投資は長期・分散・積立が基本です。
長期・分散・積立は株式投資を通して世界経済成長の果実を得る為の最も簡単な手段なんです。もちろん、長期・分散・積立の程度は個人によりそれぞれ異なるはずです。
例)5%のリターンが得られた場合。
- 月初に3万円分、VOOを20年間買う。→→→1,200万円(投資資金:720万円)
- 月初に6万円分、VOOを30年間買う。→→→4,900万円(投資資金:2,160万円)
- ボーナス時に30万円分、VOOを20年間買う。→2,000万円(投資資金:1,200万円)
- 注記:配当再投資として税計算も含んでおらず、株価の上昇も緩やかとする。上記は当然皮算用です。空気抵抗も考慮しない物理計算みたいなものです。物理計算を初めてした時のようにイメージを掴むことを目的とします。ETFであればぴったりな金額も買えませんからね。
ちなみに私はクレジットの引き落としに合わせてぽちっと発注してます。家計の確認のついでです。最近は家にいながらクレジットの支払明細の確認も出来るし、振込も出来るし、ドル転も出来るし、株式の発注も行えますからね。ほんの数分でここまで出来るのですから便利な世の中です。


おすすめETFの第1位はSPY,IVV,VOO!
株式投資においてはスタンダードが一番ですね。奇を衒う必要も無く成長の果実が手に入ります。世間ではそれをタダノリと呼ぶそうです。
ティッカー:SPY,IVV,VOO
SP500と呼ばれる米国大型株式から構成されるインデックスに連動します。
リターンは最も歴史が長いSPYで記載します。(2017年2月末時点)
- 5年間リターン:13.85%
- 10年間リターン:7.51%
- 設定来(1993年):9.28%
- 200年間リターン(参考値):6.9%
世界で最もスタンダードな株価指数として世界中の機関投資家がこの指数と成績を争い、そして多くが敗れています。その指数を我々はわずかな手数料で買うことが出来ます。ETFは今後の株式市場に歪みが生じるのではないかと不安になるぐらいの革命的商品です。米国大型企業の株主資本にしれっと参加出来てしまうのですから世の中変わったものです。

SP500は30年も横ばいだった極東のへっぽこ指数とは違います。ETFを選べない方はとりあえずこれで良いんじゃないでしょうか。生ビールと同じです。

おすすめETFの第2位はVTI!
SP500とパフォーマンスはほぼ同じです。違いは中型・小型株も含めたまるっと全米株式であることです。SP500に比べて構成銘柄数も多くより広い分散が行われています。大型株のみでは不安な方はSP500よりVTIがおすすめです。
ティッカー:VTI
- 5年間リターン:13.82%
- 10年間リターン:7.79%
- 設定来(2001年):6.59%

おすすめETFの第3位は高配当&連続増配ETF!
私の投資対象です。「株価の下落≒配当利回りの上昇」となる為、精神的負担が少ないです。



又、連続増配株はその名の通り、連続増配実績を持つ企業のみの構成です。連続増配が行えるイケイケ企業群へ投資が可能です。当然、株価は上下しますけどね。


日本版の高配当株ETFと連続増配株ETFもあります。興味があれば是非ご覧下さい。株式投資では投資家の期待を上回る成長があった場合に大きな利益を株主へもたらします。日本株投資を敬遠したくなる時こそ投資するべきタイミングなのかもしれません。


おすすめETFの第4位はVT!
米国企業の成長だけに賭けるのはリスクが高いと感じる方、世界中の株式に投資したい方に向けたETFです。VTは全世界の株式に時価総額加重でウェート付を行っている為、銘柄選別はともかく、セクター割合やカントリーリスクを気にする必要もなく投資をすることが出来ます。これぞ、株式の分散を極めた王道です。たった1つの銘柄で時価総額で98%以上の8000銘柄をカバーできます。
ティッカー:VT
- 5年間リターン:8.76%
- 10年間リターン:-
- 設定来(2008年):5.35%

おすすめETFの第5位はAGG,BND,LQD!
- 総合債券:AGG,BND
- 総合社債:LQD
資産全体のリスクを抑えたい方はキャッシュポジションを多めに取るか債券の選択になります。総合債券は国債も含めており値動きも利回りもマイルドです。利回りがもう少し欲しい方には米国社債のみのLQDがおすすめです。
ティッカー:AGG
- 5年間リターン:2.13%
- 10年間リターン:4.1%
- 設定来(2003年):4.08%

ティッカー:LQD
- 5年間リターン:3.75%
- 10年間リターン:5.38%
- 設定来(2008年):5.62%

これらはETFで資産運用するにあたっては中核となるであろうETFです。異論は認めます。これらは別に今年だからおすすめしているわけではありません。去年だろうが、今年だろうが、来年だろうがおすすめ致します。そう言えるだけの中核ETFです。
2017年におすすめできるETFは?
中核ETFと異なり、短期・中期でのスイングです。ETFのまるっと投資だけでは面白くないですからね。刺激を求めたい方は続きをどうぞ。
まずは米国金融セクターETFのVFH!
勿論、世界で唯一利上げ局面にある米国金融ETFです。急激な利上げだろうとゆっくりとした利上げだろうとじっくりホールドです。
4/6時点の足元ではどこまで下落するかわかりませんが、金融株は有力視しています。ただし、利下げする雰囲気を醸したら即時撤退です。いつかは不明(無責任)
そして金鉱株ETFのGDX!
永遠に利上げは続きません。いつかマネーは弾けます。(無責任)
底は深いかもしれませんが、天井は間違いなく最高値です。(無責任)

さいごに
これ以上無責任なことを書くのが辛くなってきました。。。
やっぱり余計なことを考えずにディフェンシブな高配当ETFや連続増配ETFに投資して、企業の利益を分けてもらうのが一番わかりやすくて簡単だと思います。
では、また。
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