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資本市場を通じた家計の安定的な資産形成(平成28年度金融レポート)

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金融庁では平成27事務年度より金融行政が何を目指すかを明確にするとともに、毎年「金融レポート」として進捗状況や実績を公表しています。金融行政に不信感がある方は是非、目を通して頂いて、いかに金融庁が家計の安定的な資産形成について腐心しているかを見て頂ければ幸いです。

今回の記事はレポートをパk参考にさせて頂いたので一部抜粋のこの記事を読まずに下記リンクのレポート原文を読むことをお勧めいたします。

平成28事務年度金融レポート

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顧客本位の業務運営の確率・定着等を通じた家計の安定的な資産形成(1/2)

  • 我が国の家計金融資産の伸びは、米国に比べはるかに低い(過去20年間の増加率は、我が国の1.54倍に対し米国は3.32倍)
    • 米国と我が国では、家計金融資産の構成比に大きな差(米国は金融資産の46.2%が株式・投資信託、我が国は51.7%が現預金)
    • 米国家計もかつては今の我が国の家計と同程度しか株式・投資信託を保有していなかったが、401(k)やIRAの普及が資産の分散を後押し (注)401(k)は企業型確定拠出年金、IRAは個人向け確定拠出年金
  • 我が国においても、家計の安定的な資産形成に向け、長期・積立・分散投資の普及・定着を促していく必要

資本市場を通じた家計の安定的な資産形成

左図:家計金融資産の日米比較

資本市場の活用が家計の安定的な資産形成の一助となるとし、日米で比較をしています。20年間のリターンや増加率はともかく、家計所得のうちの勤労所得と財産所得の比にも大きな違いが表れていますね。

家計所得の25%が財産所得から得られるとは脱帽ですね。皆さんの家計所得の25%はいくらぐらいですか?その為には現預金の割合や金融資産の資産配分を考えなければいけませんね。

中図:米国家計金融資産の株式・投資信託の保有割合の推移

家計金融資産の保有割合の推移を示しています。米国も年金制度の整備に伴い、保有割合が増大しています。その結果が今の家計金融資産に現れているのかもしれないですね。

右図:我が国の企業型DCと米国401kの資産配分の比較

制度を利用した上でどのような配分の違いがあるかを示しています。日本は国内株式に偏っていることも気になりますが、元本確保型の比率が高いことが特徴的です。運用期間が短ければ元本確保商品が最良ですけどね。

顧客本位の業務運営の確率・定着等を通じた家計の安定的な資産形成(2/2)

  • 我が国の投資信託の販売実態等を見ると、引き続き以下の傾向が見られる
    1. 米国と比べ、リスクに見合うリターンをあげていない投資信託が多い
    2. パフォーマンスの良いアクティブ運用投資信託が少ない
    3. テーマ型投資信託が多い(売買のタイミングを適切に見極めることは困難)
    4. 回転売買が多い
    5. 高い販売手数料や信託報酬の投資信託が多い
    6. 販売会社と系列の運用会社の間の結びつきが強い
  • 顧客本位の業務運営に真剣に取り組む金融機関が見られるほか、つみたてNISAの対象商品として、手数料が低く長期の資 産形成を指向する投資信託が増えるなど、新たな動きも見られる

資本市場を通じた家計の安定的な資産形成

左図:日米の投資信託の純資産総額100銘柄(設定後5年超)のリスク・リターン分布

これは左上に位置するほどリスクが低くリターンが高かった良い投資信託だったことを示します。近似曲線を見れば資産額上位の人気商品であっても米国商品に大きく劣ることがわかります。

ただ、細かい条件が無いのでなんとも分かりません。場合によっては為替リスクを負う日本商品はリスクが高めの設定が大きくなるはずです。まぁ、そうだったとしても為替リスクはドルに比べマイナーな円の宿命だということです。

中図:アクティブ運用投資信託の信託報酬とリターン

なんと国内株式アクティブ運用投資信託全体のうち、71%が日経225インデックス投資信託のリターンを下回っています。営業トークで信託報酬の高さはリターンを得る為の経費と言われることがあるでしょうが、戯言です。

ただ、優れた実績を持つ投資信託があるのも事実であり悩ましいですね。信託報酬の高さはテーマ型投信の増加も一因ですが、長期的な資産運用では広く分散したインデックス投信が有効です。

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アクティブファンドの代表格となったひふみシリーズですが、守りながらふやすことに挑戦しています。じわじわ・コツコツと長く積立投資を実践するにぴったりなのではないでしょうか。

右図:投資信託販売額に占める株式投資信託の割合と日経平均株価の推移

これは典型的にタイミング投資を行った結果高値掴みをしてしまい、割安な時期に追加投資も実施できていないことを示しています。特に国内株式が酷いですね。むしろ、逆指標として活用が出来るんじゃないかと言うレベルです。

長期的に安定的な資産形成を考える場合には、売買タイミングを気にせずに、淡々と積み立てていくことが大事ですね。

家計の安定的な資産形成で忘れてはいけないこと

  • 制度(NISA・iDeCo)を活用し資本市場へのアクセスを確保すること
  • 幅広く分散した投資対象とすること
  • 基本はインデックスファンドを利用し、アクティブファンドは一部とすること
  • 売買タイミングは狙いすぎないこと

では、また。