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インデックス投資の本懐

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まずはインデックス投資ってなんぞやからお話させて頂きます。

インデックス投資とは指数を設定し、その指数に連動した成果を目指す投資方法です。

この指数には様々なものがあり、米国を代表する大型株のパフォーマンスを測定するSP500や日経新聞社が定める銘柄のパフォーマンスを測定する日経平均指数、連続増配の実績を持つ株式のパフォーマンスを測定する配当貴族指数、ゴールド価格に連動する指数、債券のパフォーマンスに連動する指数等、星の数ほどあります。いずれ仮想通貨のETFも上場するでしょう。金額で測定(評価)できるものであれば、なんでも指数化しインデックス投資の対象とすることが可能です。

ピンポイントで個別に投資せずとも平均的なパフォーマンスを得られることがインデックス投資最大のメリットです。重ねて言いますが、あくまでインデックス投資は平均的なパフォーマンスを目指すものであり、まどろっこしい調査や不運の事故による、意図しない収益の低下を避けることが最大のメリットなんです。玄人投資家の精緻なポジション調整にも素人投資家のえいっとした投資にも適していると言えます。



インデックスに投資することとは

インデックス投資において、リターンに直結するもっとも重要なことはどの指数にどれくらいの投資をするのか、ということです。同じインデックスに連動する商品同士で悩むことはほとんどリターンに影響がありません。せいぜい実質リターンとか経費率の差程度です。

よっぽど、新興国株式を含めるのか、債券は含めるのか、商品投資は含めるのか等がリターンに対して決定的な差をもたらすことを再認識して下さい。それっぽい言葉で表現するとエクスポージャーの選択こそがインデックス投資のキモになります。ポートフォリオの構築ですね。指数(インデックス)選択後に、経費率とか流動性とかを考えるべきです。

今ではインデックス投資が普及するにあたり、今は様々な指数が設定され投資家は多様なエクスポージャーを得ることが出来ます。将来を見通すことは決して出来ませんが、玄人も素人も目的に合致したエクスポージャーの選択が出来るようになったのです。

決して現時点のセクター割合や保有銘柄だけで判断せずに指数構築基準からどのようなエクスポジャーが得られるのかを確認して下さい。

エクスポージャーの例

全米株式指数-VTI

VTIで提供されるエクスポージャーは全米株式市場を全て網羅しており、米国企業の成長をすべて網羅していることになります。

全米株式ETF-VTI(これが最もベーシックな投資対象!)
バンガードが供給するETFの残高を見ることで何のETFが最もベーシックな投資対象なのかがわかります。VTIは山有り谷有りですが、それでも投資し続けることが正しいことということを学ばなければいけません。

全世界株式指数-VT

VTで提供されるエクスポージャーは全世界の株式市場を網羅しており、先進国・新興国を含む全ての株式資産の成長に投資することが出来ます。これが意味することはまさに、セクターも国も超えた純粋な資本主義の成長に対する投資手段を得たということです。

全世界株式ETF-VT(分散こそ正義!!)
全世界の上場株式にまるごと投資できるETFがVTです。投資対象が広い為、固有のリスクは株式であることだけです。それはつまり、VTはある意味純粋な株式資産になるわけです。

SP600米国小型株式指数-VIOO

VIOOで提供されるエクスポージャーは米国小型株の代表600社であり、小資本企業のグロース株・バリュー株も含む平均的な成長にトラックすることが可能になります。ちっちゃな会社は成長も著しいことが期待できそうですね。

米国小型株 S&P600指数 ETF-IJR,VIOO
米国小型株式指数であるS&P600に投資することができるIJRとVIOOを紹介いたします。個別株では怖いけど、インデックス投資であればまるっと投資できます。非常に使いやすいですね。

モーニングスター配当フォーカス指数-HDV

モーニングスター社が①堀(MOAT)を有すると評価し、尚且つ高配当な銘柄、もしくは②破綻懸念が低いと評価し、且つ高配当な米国大型株に投資することが出来ます。これが提供するエクスポージャーはまさに不人気な高配当銘柄群です。しかも、四半期毎の入れ替えなのでいつ買っても不人気な銘柄へ追加投資を繰り返していると言えます。イケイケグロース株投資とはまさに対極に位置する極端なバリュー投資に近いエクスポージャーと言えるでしょう。

人気化し利回りが上昇すればすぐ除外されてしまいますからね。個別に追加投資するにはためらってしまうような銘柄が詰め込まれていますw

高配当ETF-HDV(高配当戦略に最適!)
素人投資家が採用するETFにピッタリです。ベンチマークを確認すれば明らかです。皆さんは企業の周りにお濠が見えることはありますか?もしエコノミック・モートって言葉にピンとくればHDVはあなたにピッタリかもしれません。

エクスポージャーの選択

上記はほんの一例でしたが、投資家は自身のシナリオや目的に沿った選択をし、時代・市況に合わせたポートフォリオの構築を目指してみましょう。もし、選択が出来ない・しないのであれば可能な限りの分散をすることが基本になります。

例えば、 

  • 米国株式市場全体の成長を期待するのであればVTIを選択しましょう。
  • 米国小型株の成長期待が大きいならばVIOOを選択しましょう。
  • 不人気な米国大型高配当株に常に投資したいならHDVに投資しましょう。
  • 全米に投資しながらも小型株の成長に同じくらい期待するならVTIとVIOOを同じ割合で投資しましょう。
  • 半分は米国全体をトラックし、半分は米国大型高配当株の期待があればVIOOとVTIを同じ割合で買いましょう。
  • どこにも期待してねーからとりあえず全部のVTにする。

ですがもし、選択に誤りがあっても反省し、次に活かしましょう。その結果、答えは限りない分散に成るかもしれませんけどね。

インデックス投資は株式資産だけではない

今までは株式資産ばかり例に挙げましたが当然、債券に関しても同様に手軽にエクスポージャーを得ることが出来ます。むしろ、インデックス投資をするのであれば手軽に投資できる債券を外すなんてもったいないです。

債券インデックスの場合はデュレーションを測定することでそのインデックスの性質を定量化することが出来ます。

  • 短期国債ETF-VGSH:1.9年(長期金利が1%上昇するとETF価格が1.9%下落)
  • 中期国債ETF-VGIT:5.2年(長期金利が1%上昇するとETF価格が約5.2%下落)
  • 長期国債ETF-VGLT:17.4年(長期金利が1%下落するとETF価格が約17.4%上昇)

このデュレーションは金利感応度とも呼ばれ、金利の変動に対して債券価格がどれほど変動するかの目安になります。株式価値は将来利益の織り込み具合で様々な対立が発生しますが、債券は固定付利なので株式よりも厳密な売買がされていることが特徴です。その結果、上記デュレーションで長期金利の変動に対してどのくらい債券価格が変動するのかが予めわかります。また、ベータ値から株式資産との相関性についてもおおよそ知ることも出来ます。

長期金利の動向により、債券のエクスポージャーを調整することがポートフォリオ構築において重要になります。短中期売買やリスク資産を買う為の資金プールに良いと思います。

債券投資の本懐
債券投資の基本をまとめました。債券価格の変動要因はご存知ですか?ゴールドとの違いはご存知ですか?債券投資をする際の基本的知識を確認しましょう。

商品投資のエクスポージャー

株式や債券では発行通貨により為替の影響を受けます。純粋に通貨のエクスポージャーを減らすには通貨を売れば良いですが、商品への投資も通貨のエクスポージャーを減らす一つの手段です。当ブログではドル安のリスクはゴールドへの投資でヘッジすることを提案しています。

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ゴールド投資のまとめです。ゴールドは米国投資に傾倒している私に必須の投資先だと思っています。ゴールド投資の基本を確認しましょう。

インデックス投資の本懐とは

インデックス投資の本懐とは小額から分散を可能とすることではありません。インデックス投資の本懐とは投資家にとって最も重要なエクスポージャーを容易に選択し投資することが出来ることです。ある程度、リスクを限定的にした市場平均のリターンを得ることこそがインデックス投資の本懐だと思います。

インデックス投資は株式のみではなく債券・商品のポジション調整も手軽に安い経費率で実施できます。素人投資家の投資原則は長期・分散・積立投資ですが、重要だと思える局面ではパッシブなインデックス投資ではなくアクティブな判断をしていきたいですね。

アクティブなインデックス投資ではベストなパフォーマンスだったかどうかは結果論でしかなありません。それでも常にシナリオの点検・修正をする作業が重要になります。まぁ、インデックス投資の気楽な所はよくわかんなくなれば、広い分散を選んで放っておけるハンドリングの良さでもあります。こんな柔軟(適当)な投資を私のような貧乏投資家でも可能としてくれることがインデックス投資のもう一つの良いところですね。

リスクを限定的にした市場平均のリターンをインデックスに投資することでポートフォリオの構築も非常に分かりやすくなりました。株式・債券・ゴールド・REITにそれぞれ投資することでどのようなエクスポージャーが得られるのかを確認してみましょう。

ポートフォリオの考え方
ポートフォリオの組方について考えてみましょう。分散を考えることとは何にギャンブルするのかをはっきりさせることです。みなさんは何にギャンブルしますか?

では、また。