初の個別銘柄の紹介となります。それは日本銀行です。日本の銀行の銀行である中央銀行に出資することができるのですが、最近、面白い値動きがあったので記事にさせて頂きます。
日本銀行は中央銀行として政府から独立していることを上場することで示しています。また、正確には上場しているのは株式ではなく出資証券です。なので、経営への参画も出来ず、日銀が解散した際にも出資者への財産の分配はありません。
出資証券の要となる配当は以下のように定められています。
これは1口あたり5円の配当に限定されていることから将来の配当を考えても個人投資家の旨味は全くありません。誰が買うの?というレベルです。
もっと詳しく知りたい場合は日本銀行の概要をご覧下さい。
日本銀行の資産について
ついでに日本銀行の資産についても確認してみましょう。
日本銀行の資産は日本の国債とかゴールドとか現金とかETFとか貸付金とか外国為替とか色々あります。ザクッと見てみましょう。
今の流行りで中央銀行の資産はご覧の通り右肩上がりです。これはさぞかし株価も順調なのかなと期待しても良いのかなと思いますが、出資証券に出資したところで出資者はこの資産とは関係無いです。悲しいですね。
【8301】日本銀行の価格推移
長期価格推移(1983年〜)
随分、極端な右肩下がりですね。まぁ、投資するメリットが無い出資証券ですからね。
5年間価格推移
以前に反応したのは2012年12月でした。何があったのかと言えば民衆党政権が総辞職していました。2015年4月も若干跳ねており、その際は統一地方選挙がありました。日銀は政治から離れているはずなんですけどね。摩訶不思議。
そして、直近では2018年の4月に価格が反応しています。今のところは何もありませんが、もしかしたら金融政策で何かポジティブな動きがあるかもしれませんね。とはいえ、通常の政策ではより緩和的になっても引締的になっても良い評価は得られません。どんなウルトラCが出るのでしょうか。
何が出てくるかはわかりませんが、期待させるものが日本銀行の値動きにあります。忘れがちな日本銀行の金融政策ですが、サプライズ好きの黒田総裁に再び注目することになるかもしれないですね。
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