どーも、のぶです。
今日は世界経済インデックスファンドを紹介致します。
バランスファンドは自動引き落としの運用が出来るので設定後は口座に資金がある限りは長期・積立・分散投資を実現させることができます。楽チンですね。
まず、お断りしますがバランスファンドはリターンを追求した設計ではありません。値動きの異なる複数の資産を組み合わせることで平均した世界経済成長の果実を享受することを目的として設計されています。勿論、バランスファンドはNISAに不適格です。なぜならば、NISAは利益確定させた場合に税を免除される制度の為、最初から期待リターンがそこそこ程度で設計されたバランスファンドは旨味が少ないです。買い付け手数料も多くは無料ですし、配当金もありません。
ですが、リスク資産はバランスファンドのみ購入される場合はアリです。長期運用を前提としても、もし売る場合には制度の恩恵に与れますからね。
では、この世界経済インデックスファンドってどんなファンドなのか見てみましょう。
世界経済インデックスファンドの概要
信託報酬:0.54%
信託財産留保額:0.1%+(その他費用)
ベンチマーク:なし
ファンド形式:ファミリーファンド方式
運用会社:三井住友TAM
これだけだと概要にすらなってませんねw
どんな資産をどんなバランスで組み込んでいるのかを見てみましょう。
世界経済インデックスファンドのバランス具合
世界経済インデックスファンドの投資対象
- 国内債券
- 国内株式
- 外国債券
- 外国株式
- 新興国債券
- 新興国株式
投資先はありふれた資産クラスが並びます。これだけ網羅できればバランスファンドとして申し分無いですね。
世界経済インデックスファンドの投資割合について
この割合設定が非常にユニークです。
まず、株式と債券の割合は50%ずつです。ちょうど半分です。そして、それぞれの株式資産と債券資産は先進国と新興国の割合がGDP比で構成されます。
右グラフのようにGDP地域別構成比が決まった場合、株式50%の内、新興国株式は15%、先進国(除く日本)株式は30%、日本株式は5%となります。同様に債券50%の内、新興国債券は15%、先進国(除く日本)債券は30%、日本債券は5%となります。
成長率やリターンではなく、GDPで割り切って構成比を決定することで非常にわかりやすい運用を実現しています。当然、GDPが高い方がリターンが高かったり、GDPが低い方がリスクが高い訳ではありません。全体のGDPがじっくり増えた時に同様に資産がじっくり増えるように運用されています。
世界経済インデックスファンドのパフォーマンスについて
この数年は高値を抜けておりませんが、わずか5年で2倍に達しました。素晴らしいですね。
知っておくべきことはバランスファンドといえども1年間の最大下落率は-16.56%に達しています。バランスファンドであってもリスクの高さが感じられますね。でも、これも仕方がありません。為替の推移をご覧下さい。
米ドル/円
125円から100円迄1年間ですっとーんと落ちました。為替のリスクでバランスファンドの基準価額ががっつり減ってしまったようですね。海外へ分散投資した結果なので致し方無しです。ですが、こんな状況でも何も考えずに積立投資することができるのが投資信託の強みですね。
さいごに
バランスファンドはリターンを追求した設計ではありませんし、値動きがまったりしている訳でもありません。それでも、市場参加者や市場の変化に振り回されることなくじっくり積み立てることで確実な資産成長を期待することができるでしょう。
では、また。
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